751: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/09(月) 17:49:19.49 ID:jK0Y5xHa0
👏 👏 👏
──ここまで、長かった。
りなりーが居なくなってから……毎日が地獄のようだった。
世界の全てが灰色に見えた。朽ちているように見えた。……壊れているように見えた。
何度も何度も悔いた。自分の無力さを、非力さを嘆いた。
世界で一番大切な人すら守れない……自分を呪った。
それが、やっと……やっと、終わる。
だのに──
愛「……最後の最後まで……アタシを邪魔する人たちは……いなくならないんだね」
振り返ると──
「──ガオーーレッ!!!!」「──ラリオーーナッ!!!!」
白銀と赫灼の太陽が、背後から迫ってきていた。
🎹 🎹 🎹
侑「──愛ちゃんっ!!」
ウルトラスペースの中に──愛ちゃんと共に前を飛ぶアーゴヨンと、時空・空間・反物質の神たちを見付ける。
愛「……こんな場所まで、よく追ってこられたね……。……これから大事な用事が残ってる神たちを傷つけられたら堪ったもんじゃない……。一旦戻れ」
「ディアガ──」「バァァル──」「ギシャラァ──」
愛ちゃんが神のポケモンたちをボールに戻しながら、私たちを睨みつけてくる。
歩夢「愛ちゃん……! こんなこと、もうやめて……!」
リナ『愛さん……!! こんなことしても、誰も喜ばない……!!』 || > _ <𝅝||
愛「それを決めるのは、お前じゃない……──りなりーだ……!!」
「アーーーゴヨンッ!!!!」
愛ちゃんの言葉と共に──アーゴヨンのお尻の毒針が黄色く輝き始める。
愛「“ヘドロウェーブ”!!」
「アーーーゴヨンッ!!!!」
その輝きは濃縮されたブライトカラーの一筋の毒液となって、私たちに向かって発射される。
歩夢「ウツロイド!! “ヘドロウェーブ”!!」
「──ジェルルップ…」
歩夢がボールからウツロイドを繰り出し、同じ技で対抗するが──ウツロイドの出した紫色のヘドロの波動を橙色の輝くヘドロ液が貫いてくる。
「──ジェルップッ…!!」
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