638: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/06(金) 17:14:34.71 ID:djK6Kzqg0
侑「ぐぅ……!?」
歩夢「きゃぁ……!?」
せつ菜「ふ、風圧が強すぎて……! た、立っていられない……っ……!!」
果林「愛ッ!! もうやめなさい!! これは命令よ!! もう、戦いは終わったの!!」
愛「へー……」
姫乃「愛さんっ!! 何を考えているんですかっ!? 味方まで巻き込むつもりですか……!?」
愛「……アタシは最初から……カリンも姫乃も……味方だなんて、思ってなかったけど?」
姫乃「なっ……」
果林「彼方!! さっき私から回収したリモコン貸して!!」
彼方「り、了解〜!!」
彼方さんが取り出したリモコンを、手錠をした果林さんの手に受け渡す。
恐らく──前に聞いた、愛ちゃんの首に着けられたチョーカーに電撃を流すボタンだ。
果林「愛ッ!! 止まりなさいッ!!」
果林さんがボタンをポチリと押したが──
愛「…………」
愛ちゃんはケロリとした顔をしている。
果林「な……なんで……!?」
愛「はぁ……こんなおもちゃで本当にアタシに言うこと聞かせられると思ってたんだね」
そう言いながら、愛ちゃんは──チョーカーに手を掛け、バキっと折りながら外してしまった。
果林「な……そんな外し方したら……電撃が……」
愛「こんなのね、着けられたその日にはもう外してたよ……」
果林「嘘……それじゃ、今までは……」
愛「そ、逃げられないフリして……カリンのこと利用してただけ」
果林「ど、どうして……そんな……?」
愛「このポケモンたちを手に入れるためだよ……」
愛ちゃんはそう言いながら──3つのボールを放り投げる。
そのボールから飛び出したのは──
「──ディアガァァ…」「──バァァァル…」「──ギシャラァァァ…」
とてつもない威圧感を発する、3匹の巨大なポケモンの姿。
侑「……な、なに……あの、ポケモン……」
かすみ「い、一匹はギラティナですよね……!? で、でも、やぶれた世界以外じゃ、あの姿になれないんじゃ……」
私たちの疑問に答えるように、愛ちゃんが口を開く。
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