623: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/05(木) 16:29:10.58 ID:mDhGJcE10
愛「ここまで来ると……ポケモンも……トレーナーも……化け物じゃん……」
穂乃果「あなたは……ここで……とめ、る……」
意識が朦朧とする。だけど、この人だけは……絶対にここで止めないとダメだ。
ここで逃がしたら──本当に誰にも手が付けられなくなる。
そのときだった。愛ちゃんが抱き抱えていたベベノムが──
「ベベノ…──」
カッと眩く光り輝いた。
穂乃果「この光……しん、か……?」
この土壇場で──愛ちゃんのベベノムが進化して、アーゴヨンに──
愛「ただの、進化じゃないよ……」
「──アーゴッ…!!!」
確かに愛ちゃんのベベノムは色違い。
進化したアーゴヨンも、本来の色とは違い、黄色と黒の警告色をしたアーゴヨンへと姿を変える。でも──それだけじゃなかった。
穂乃果「……なに……これ……?」
目の前のアーゴヨンは──翼から目が痛くなるような、激しいオレンジ──超オレンジと言っても差し支えのない、強烈な閃光を放ち、お腹の毒針からもそれがエネルギーとしてスパークしている、異様な姿だった。
愛「……悪いね……。……アタシは……止まるわけにいかないんだよ」
私とリザードンは……アーゴヨンから放たれた閃光に──飲み込まれた。
👏 👏 👏
穂乃果「…………」
「……リ、ザ……」
愛「…………」
今度こそ、動かなくなった穂乃果に背を向けて歩き出す。
愛「……さて、ギラティナ……出てきてくんないかな……。……逃げられないこと……わかってるっしょ……?」
虚空に向かって呼び掛けると──
「──ギシャラァッ…」
満身創痍のギラティナが、空間を裂いて現れる。
そして、その直後──そこらへんを転がっていた、果南、ダイヤ、マリーの真下に空間の裂け目が生じ、3人を飲み込んだ。
愛「……!」
それと同時に──背後の穂乃果……さらに、彼女たちがボールに戻せていなかったポケモンたちも空間の裂け目に飲み込まれて姿を消す。
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20