609: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/05(木) 02:29:42.07 ID:mDhGJcE10
■Intermission👏
「ディァ…ガァァ…」「バァァ……ル…」「ギシャ…ラァ…」
愛「伝説のポケモンって言っても、こんなもんなんだね」
倒れた3匹のポケモンたちを見ながらぼやく。
鞠莉「……っ…………つよ……すぎる……」
強い……強いかぁ。
愛「愛さんからしたら……他の人が弱すぎるだけなんだけどね……」
鞠莉「……っ……」
昔から疑問だった。どうしてポケモントレーナーは戦いになっても、自身が前に出ないのか。
ポケモンの真価を発揮するなら──トレーナーも一緒に戦うべきだ。
ただ、どうやらポケモンバトルというものでは、そういう考え方はあまり主流ではないらしい。
ま……正直もうどうでもいいけど……。
愛「んじゃ、貰ってくよ」
そう言いながら、ディアルガにボールを投げる。
「ディァ…ガァ…──」
ディアルガが、パシュンとボールに吸い込まれる。
鞠莉「……スナッ……チ……!?」
愛「ん、こっちではそういう言い方するんだ。……愛さんはね、ビーストボール──こっちの世界で言うモンスターボールの開発の研究をしてたんだよね」
マリーにそう説明しながら、今度はパルキアにボールを投げる。
「バァル…──」
愛「上書き捕獲機構くらい、大して難しい技術じゃないんだけどね」
鞠莉「あなたは……っ……そのポケモンたちを、捕まえて…………なにを、するつもり…………?」
愛「んー……アタシはね……──全ての世界を一つに繋げる」
鞠莉「……? ……一つに……繋げる……?」
愛「ま……言ってもわかんないだろうね。わかんなくてもいいけど」
そう言いながら、ギラティナに向かってボールを投げた瞬間──
「ギシャラァッ…!!」
ギラティナが影に潜って逃げ出した。
愛「……外した。ま……すぐに追いかけて捕まえるからいいけど。……あ、そうだ」
アタシはマリーに近付き、
愛「それ、貰っとくわ」
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