531: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/02(月) 14:01:32.51 ID:VUrl28Mg0
『っ……!!! せつ菜せんぱぁぁぁぁぁいっ!!!!! 負けないでぇぇぇぇぇっ!!!!!!』
せつ菜「え……」
『せつ菜さぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!! まだ……まだ終わってないですよーーーっ!!!!!』
せつ菜「この……声……」
かすみさんと……しずくさんの……声……。
せつ菜「……っ……!!! ウインディッ!!!!!!」
「ワォォォォォンッ!!!!!!!!!」
まだ終わってない。終わってない。終わりたくない……!!
──違う。そうじゃない、終わりたくない、じゃない。
せつ菜「私は……ッ!!!!!! 勝ちたいッ!!!!!!!!」
「ワォォォォォォォンッ!!!!!!!!!」
『菜々ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!』
せつ菜「……!!」
この声──
『負けるなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!』
せつ菜「おとう……さん……っ……」
お父さんの、声だった。
どうして今聞こえるのかわからないけど──お父さんが私を応援していた。
『菜々ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!! 頑張ってぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!』
せつ菜「おかあ……さん……っ……」
お母さんが私を応援していた。
『菜々ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!! お前はこんなところで終わるのかぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!! チャンピオンになるって言っただろうっ!!!!!!!!』
『菜々ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!! 最後までっ、諦めないでぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!』
──お父さん、お母さん。
せつ菜「──うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!! ウインディィィィィィィィ!!!!!!!!!! “もえつきる”までぇぇぇぇぇ!!!!!! やきつくせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
「ワォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウインディが──全身全霊の炎を、ぶつけた。
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