530: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2023/01/02(月) 14:00:46.47 ID:VUrl28Mg0
せつ菜「まだッ!!!! まだ、終わらせないッ!!!!!!!」
「ワォォォンッ!!!!!!!!」
せつ菜「最後までッ!!!!! 諦めないッ!!!!!!」
「ワォォォォォンッ!!!!!!!」
せつ菜「最後まで……諦めたくないッ!!!!!!!」
「ワォォォォォォォンッ!!!!!!!」
👑 👑 👑
──せつ菜先輩側の炎が徐々に押され始めたのが、かすみんの目にもわかった。
かすみ「っ……!!! せつ菜せんぱぁぁぁぁぁいっ!!!!! 負けないでぇぇぇぇぇっ!!!!!!」
しずく「せつ菜さぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!! まだ……まだ終わってないですよーーーっ!!!!!」
あの業炎の中、声が届くのかわからないけど──かすみんたちは叫ぶ。
ただ、真っすぐに戦う──先輩に向かって。
そのとき──
「菜々ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!」
男の人が──菜々先輩の名前を呼んだ。
男性「負けるなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!」
女性「菜々ぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!! 頑張ってぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!」
その人と並んで、女の人が──菜々先輩の名前を叫んだ。
誰かはわからないけど──心の底から、菜々先輩のことを応援して叫んでいるのが、一目でわかった。
🎙 🎙 🎙
せつ菜「う、あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」
「ワォォォォンッ…!!!!!!!!!」
目の前に迫る炎が大きくて、熱かった。
──ああ、これがチャンピオンの炎なんだ。
熱さに朦朧とする頭で、そう、思った。
いつか、届くかな。
いつか、この炎を超えられるかな。
……うぅん、いつか。超えよう。
「ワ、ォォンッ……」
せつ菜「…………やっぱり、千歌さんは……強いなぁ……」
炎が私を飲み込もうとしている。
そのときだった──
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