475: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/31(土) 12:36:00.56 ID:8UVAxvmj0
しずく「そして、その先で……せつ菜さん、貴方が彼女たちに与していることを知りました」
せつ菜「…………」
しずく「貴方が敵だとしたら……恐らく、まともに戦って勝てるトレーナーは千歌さんしかいない。ですが、その千歌さんも捕らえられていた。そこで私は考えたんです──まともじゃない戦況に貴方たちを引き摺り込むしかないと」
そう言った瞬間、
「サ…ナ…」
私のすぐ足元で、瀕死寸前になっていたサーナイトが私の足を掴む。次の瞬間、フッと視界が切り替わる。
かすみ「へっ!? し、しず子が急に目の前に……!?」
せつ菜「っ……!? “テレポート”……!?」
しずく「かすみさん、走るよ!!」
かすみ「う、うん……!」
私はかすみさんの手を取って走り出す。それと同時に、
しずく「サーナイト、お願いね……!」
「サナ…」
サーナイトに私のバッグを持たせ──再度“テレポート”させる。
せつ菜「くっ……!! 待ちなさい!!」
かすみ「えとえとえと……かすみん、何がなんだか……」
しずく「簡単に言うとね……! 私は最初から──せつ菜さんと果林さんを分断させて、多対一になる形を作ろうとしてたってこと!!」
かすみ「……!! じゃあ……!!」
しずく「かすみさん!! 二人でせつ菜さんを倒すよ!!」
かすみ「しず子……!! うんっ!!」
かすみさんとの共同戦線による──せつ菜さんとの戦いの火蓋が切って落とされた。
🎀 🎀 🎀
歩夢「侑ちゃん……」
侑「歩夢……」
ああ……久しぶりの侑ちゃんの匂い……侑ちゃんの温もり……ずっとこうしていたいけど……。
リナ『ゆ、侑さん、歩夢さん……再会が嬉しいのはわかるけど……』 || >ᆷ< ||
歩夢「そうだね……侑ちゃん、行こう」
侑「歩夢……うん!」
リナちゃんに促されて立ち上がる。
直後──
果林「──“かえんほうしゃ”!!」
「コーーーンッ!!!」
791Res/1707.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20