466: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/31(土) 12:25:12.38 ID:8UVAxvmj0
しずく「泣かないでかすみさん。かすみさんは何も悪くないよ♡ ……これが本当の私だっただけ♡」
かすみ「…………」
しずく「だから、かすみさんが泣かなくていいんだよ♡」
かすみ「…………」
しずく「黙らないでよ〜……。……うーん……あ、そうだ! そんなに悲しいなら、かすみさんも一緒にフェローチェの虜になろう♡ 幸せな気持ちになれるよ♡」
かすみ「…………」
しずく「戦いをやめてくれれば、かすみさんのこと果林さんに紹介してあげる♡ だから──」
かすみ「ああああああああああああああああああああっ!!!!! うるっさいっ!!!!!!! バカしず子っ!!!!!!!」
しずく「……!?」
私の大きな声に驚いたのか、しず子は一瞬ビクリと身を竦める。
しずく「な、なに……突然……!?」
かすみ「……決めた……」
しずく「……何を?」
かすみ「……最初は正気に戻すつもりだったけど……もうやめです。……とっつかまえて、ふんじばって、気絶させて……引き摺ってでも連れて帰る……」
もうきっと……連れて帰っても、しず子は元には戻ってくれない……。でも……。
かすみ「……引き摺って、連れ帰って、療養施設に叩きこんで……一生ウルトラビースト症の治療を受けさせてやるっ!!」
しずく「…………」
かすみ「それで……!!! それで……っ」
しずく「それで……?」
かすみ「かすみんが……病気のしず子のこと……一生面倒見てやりますよ……!!」
しずく「……!?///」
かすみ「ジュカイン!!」
「カインッ!!!」
私はジュカインに飛び乗り──同時にジュカインが地を蹴って飛び出した。
しずく「つ、ツンベアー!!」
「ベァァァァ!!!!」
進路を塞ぐように、ツンベアーが飛び出してくるけど──
「ダストダァァァッ!!!!」
「ベァァッ!!!?」
ダストダスが両手を伸ばし──ツンベアーを地面に押さえ付ける。
その隙に、ジュカインはツンベアーを飛び越え、しず子に迫る。
しずく「正面突破……!? サーナイト!! “サイコショック”!!」
「サナッ!!!」
サーナイトが正面に特大のサイコパワーのキューブを作り出すけど──ジュカインは腕の刃に光を集束していた。
もちろん“ソーラーブレード”だけど……これはただの“ソーラーブレード”じゃない。
果南先輩と考えた──次の段階に進化した、最強の“ソーラーブレード”だ……!!
本来大きく伸びるはずの光の刃は──ジュカインの腕の刃の形に沿うようにして、集束していく。
大きく伸びると範囲がある分、威力が分散する……なら……!!
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