463: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/31(土) 12:20:34.32 ID:8UVAxvmj0
しずく「ふふ……♡ かすみさんは、私のこと攻撃出来ないって──信じてたよ♡」
かすみ「しず、子ぉ……!!」
しずく「かすみさんは私には絶対勝てないよ♡ だって、私が私である以上、かすみさんは私を傷つけられないもの♡ あはは♡ 今の私……すっごく悪役っぽいね♡」
かすみ「……ぐ……!!」
思わず拳を握りこんでしまう。
……まさか、ここまでしてくるなんて思ってなかった。
怒りで腸が煮えくり返りそうですけど……むしろ、そのお陰で完全に腹が決まった。
かすみ「何がなんでも正気に戻してやるから……っ!!」
👠 👠 👠
せつ菜「……っ!!」
しずくちゃんが逆にポケモンの盾になったのを見て、せつ菜が今にも飛び出しそうになったけど……かすみちゃんのメガジュカインが攻撃を寸止めしたのを見て、その場に踏みとどまる。
せつ菜「…………」
果林「……しずくちゃんが自分の命に頓着しないと言ったのは貴方よ?」
せつ菜「わかってます……」
せつ菜はいつでも助けに入れるように身構え始める。
とはいえ……私もしずくちゃんがあそこまでするのは予想外だった。
お陰でせつ菜の視線は完全にしずくちゃんに釘付けになってしまっている。
……しずくちゃんは恐らくあの行動がもっとも私のためになると考えているのかもしれないけど……いや……案外、せつ菜の気を引きたいだけの可能性もあるのかしら……?
せつ菜としずくちゃんはウルトラディープシーにて、数日間寝食を共にしていたし……浅からぬ絆が芽生えていても……。
そこまで考えて、私は頭を振る。
いや……だとしても、フェローチェの魅了以上の動機で動くことはありえない。
どうにも、フェローチェというポケモンが持っている毒は、感性の強い人間相手だと影響が強すぎる。
調節が効かないものだから仕方ないけど……。
……まあ、せつ菜の注意が向こうの戦闘に寄っているのは別に構わない。
だって、
「キーーーッ!!!!」
侑「ぐぅっ……!?」
「ウォーーーグッ……!!!!」
空中で必死に攻撃を避けていたウォーグルを、今しがたファイアローが上から攻撃を加えて叩き落としたからだ。
「コーーーンッ!!!!」
侑「“ハイドロポンプ”ッ!!」
「フィーーーオォーーーーッ!!!!」
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