322: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/26(月) 12:16:29.80 ID:9NVhM0zb0
彼方「まぁ、実は彼方ちゃんの身体の成長は18歳で止まってるから、見た目は18歳なんだけどね〜」
かすみ「え、どういうことですか、それ……!?」
彼方「乙女にはいろいろあるのだよ〜」
かすみ「き、気になるんですけど……!」
彼方「ふふ、じゃあまた今度教えてあげるよ〜」
こんな無茶苦茶な空間なのに、彼方先輩と話しているとなんだか気が抜けてしまう。
緊張感のない会話をしながら、当初の予定通り、見晴らしのいい場所に到着する。
彼方「さて、ここからピンクダイヤがないかを探して……。……ん?」
かすみ「彼方先輩? どうかしたんですか?」
彼方「……何かが、こっちに向かって飛んでくる」
理亞「……!? それってまさか……!」
彼方先輩の目線の先を見てみると──影のような翼を持った、龍のような見た目をした生き物が、こちらに向かって猛スピードで接近してきてるじゃないですか……!?
「──ギシャラァァァァァッ!!!!!」
大きな鳴き声がやぶれた世界全体を揺らすように響き渡る。
かすみ「あ、あれって……!?」
ルビィ「ギラティナさん……!」
理亞「やっぱり、こっちの世界に侵入したらすぐにバレるか……!」
あの禍々しいフォルム、空間全体を震わせるあの鳴き声、そして何より特有の圧のようなものを感じる。
見るからにヤバそうなポケモン……! 相手取るにしても、真っ向から戦うのはヤバイことくらい、かすみんにもわかります……!
かすみ「彼方先輩! 距離があるうちに一旦隠れましょう!!」
そう提案した直後──
「──ギシャラァァァァァ!!!!!」
気付けばギラティナは──かすみんたちの目の前にいた。
かすみ「え!?」
ルビィ「ピギッ!?」
理亞「っ!?」
そして、大きな爪をこちらに向かって振り下ろしてくる。
彼方「コスモウム、“コスモパワー”!!」
「────」
──ギィィィィンッ!! と大きな音を立てながら、コスモウムがギラティナの爪を弾く。
彼方「この世界でギラティナから逃げるのは無理だよ〜! 全員戦闘態勢!」
ルビィ「コラン! “パワージェム”!!」
「──ピピィッ!!!」
理亞「オニゴーリ! “こおりのいぶき”!!」
「──ゴォォーーーリッ!!!!!」
彼方先輩が叫ぶのとほぼ同時に、ルビ子のメレシーと理亞先輩のオニゴーリが攻撃を放つ。
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