218: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/22(木) 15:10:18.52 ID:tTvUwYyF0
相殺しようと攻撃を放つけど、“ミサイルばり”は“シャドーボール”を貫き、“スピードスター”を弾き飛ばす。
2匹の技で減速させたところを、テブリムの“サイコキネシス”がどうにか軌道をずらし──ドォンッ!! と音を立てながら、ギリギリ当たらないところに着弾する。
かすみ「……っ……!!」
「テ、テブリィ…!!!」「ガゥゥゥゥッ!!!!!」「…………」
その間にも、
「ペンドラァァァ!!!!」
「カィンッ!!!」
──ガァンッ!! ガァンッ!! と音を立てながら、ジュカインが盾になっている。
でも、ペンドラーはどんどん加速しているし、
「ビィィィィ!!!!!」
ウルガモスの発する炎はどんどん勢いを増していく。
ジグザグマで落とし穴を作って止めるのも考えたけど……“じしん”をされたら、逆に大きなダメージを受けちゃうし、“ベノムトラップ”もどくタイプのペンドラーにはそもそも通用しない。
かすみ「こ……このままじゃ……! そうだ……! サニーゴ!! “くろいきり”!!」
「……サ」
“くろいきり”なら、ペンドラーの“かそく”をリセット出来るはず……! と思ったけど──周囲が火の海の中で出した“くろいきり”はこの場に留まることが出来ず、一瞬で空高くまで吹き飛んで行ってしまった。
かすみ「そ、そんな……ど、どうしよう……」
「ガ、ガゥゥ…」「テ、テブ…」「ク、クマァ…」「ブ、ブクロン…」「…………」
もう、打つ手がない……!
そして、ついに──
「ペンドラァァァァッ!!!!」
「カインッ…!!!?」
相手が“かそく”しきって、捌ききれずに──ペンドラーの“メガホーン”が、ジュカインのお腹に直撃した。
かすみ「ジュカインッ!!」
でも、
「カァァァィィィィンッ!!!!」
ジュカインは足を踏ん張り、かすみんたちの目の前まで押されながらも、ペンドラーを止め──そのまま、手で上からペンドラーの頭を押さえつける。
「ペンドラァァァァァ!!!!!」
「カァィィィィンッ!!!」
かすみ「じ、ジュカイン……!」
英玲奈「……大した根性だ。自分がエースである自覚があるんだろうな……だが、同情してやるつもりはないぞ。ウルガモス、“ねっぷう”!!」
「ビィィィィィィ!!!!!!」
かすみ「あっつっ!!」
「ガゥゥゥゥ!!!?」「テ、テブリィッ…!!!」「ブクロンッ…!!!」「クマァッ…!!?」「…………ニ」
全員を熱波が襲い掛かる。もう、限界……このままじゃ……!
「カァィィィィンッ!!!!」
そのとき、ジュカインが大きな鳴き声をあげながら──私たち全員を掬い上げるように尻尾を振るう。
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