216: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/22(木) 15:09:02.64 ID:tTvUwYyF0
英玲奈「なるほど……ここまで来るだけあって、強いな……!」
かすみ「当然です! それに、強いだけじゃありません……勝ちに来たんですから!!」
英玲奈「いい威勢だ……だが、これならどうだ──」
英玲奈先輩の台詞と同時に──空の太陽が急にとんでもない熱を主張し始めた。
かすみ「あっつ!? な、なに……!!?」
太陽に目を向けると──真っ赤な太陽がどんどんこっちに落ちてくるじゃないですか……!?
かすみ「……いや、違う……あれ、太陽じゃない……!?」
「──ビィィィ……」
真っ赤な炎を身に纏った──大きな翅をはためかせながら、降りてくる。……まさか、ポケモン……!?
英玲奈「ウルガモス!! “ほのおのまい”!!」
「──ビィィィィィ!!!!!!」
ウルガモスが6枚の翅から、鱗粉をばら撒くと──それは周囲一帯に灼熱の炎が降り注いでくる。
しかもここは竹林……切り倒された大量の竹がある場所でそんなことしたら……!?
一瞬で炎は周囲の竹に引火し──辺りは一瞬で火の海になり、四方八方を炎で包囲されてしまった。
かすみ「!? う、うそ……!?」
これじゃ、炎から逃げられない……!?
英玲奈「さぁ、どうする、チャレンジャー……」
かすみ「こ、こんな炎の中じゃ、英玲奈先輩のむしポケモンも燃えちゃうじゃないですか!?」
英玲奈「ああ、そうだ。だが、だからこそ、私も、私のポケモンたちは昂ぶるんだ……!」
「グラッシャァ」「カイーーーッ!!!!!」「ブーーーンッ…!!!!」
英玲奈「逃げられないからこそ、燃え上がるんじゃないか!! ポケモンバトルは!!」
かすみ「こ、この戦闘狂〜……!!」
英玲奈「戦闘狂で結構だ……!! 私はこのバトルが最後まで楽しめればなんでもいい!! 行け、ペンドラー!!」
「ペンドラァァァ!!!!!」
かすみ「っ……!?」
英玲奈先輩の最後のポケモン──ペンドラーはボールから出ると同時に、猛スピードでこっちに向かって突っ込んでくる。
英玲奈「“メガホーン”!!」
「ペンドラァァァ!!!!!」
ペンドラーが頭のツノを前に突き出して突っ込んでくる。
こんな逃げ場のない炎の海の中……避けられない……!?
「カインッ!!!!」
そのとき、ジュカインが前に飛び出して──ガァンッ!!! と音を立てながら、“リーフブレード”でペンドラーのツノを受け止める。
かすみ「ジュカイン!?」
「カインッ!!!!」
そのまま、腕を振るって、ペンドラーを弾き返すが、
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