侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」 Part2
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212: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/22(木) 15:03:23.73 ID:tTvUwYyF0

英玲奈「く……“こんらん”させられたか……! スピアー、一旦戻れ!!」
 「ブゥゥゥーーン──」


英玲奈先輩はボールを投げて、スピアーを控えに戻す。

それと同時に──ギィンッ!! と硬い音を立てながら、


 「カインッ…!!!」


ジュカインが飛び退いてくる。


かすみ「ジュカイン、大丈夫!?」
 「カインッ…!!!」

英玲奈「バサギリのパワーと互角か、さすがメガシンカポケモンだな……!」
 「グラッシャァァ…!!!」

かすみ「むしろ、なんでメガシンカポケモンと互角のパワーなんですか……!?」


今度はバサギリが縦向きにまさかりを構え、さっき吹っ飛ばされたカイロスも身を起こして、前傾姿勢になる。

攻撃が来る──そう思った瞬間、


 「カインッ!!!?」
かすみ「!?」


ジュカインが何かに後頭部を殴られ、前に向かって体勢を崩した。

その隙を見逃してくれるはずもなく、


 「グラッシャァァァァ!!!!」


バサギリがまさかりを振り下ろしてくる。


かすみ「……っ……! “アイアンテール”で受け止めて!!」
 「カインッ……!!!!」


ジュカインはバランスを崩しながらも、手を突き──前に倒れる反動をそのまま利用して、尻尾を振り上げる。

ちょうど逆立ちになったような状態で尻尾を硬化させ、振り下ろされるバサギリのまさかりを尻尾で受け止めた。

そして、間髪入れずに、


かすみ「しっぽミサイル、発射ぁ!!」
 「カァインッ!!!」


ジュカインは尻尾側の種を破裂させ──尻尾をミサイルのように発射した。


 「グラッシャァ!!!?」


──ギィンッ! と硬い音を立てながら、しっぽミサイルに弾かれたバサギリの腕が持ち上がる。

腕が持ち上がり、無防備になったバサギリに向かって、


 「テブリッ!!!!」


テブリムが頭の房を構えて飛び出した。

が、


 「テブリッ!!!?」
かすみ「な……っ!?」



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