210: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/22(木) 14:58:36.88 ID:tTvUwYyF0
かすみ「こんなに立派な竹林、よく躊躇なくぶった切れますね!?」
英玲奈「バトルのためだ、そういうこともあるだろう!!」
かすみ「やっぱ英玲奈先輩──戦闘狂ってやつですか……!?」
英玲奈「戦闘狂……確かにあんじゅには、何度もそう言われたことがあるな!!」
何度もあるの!? 筋金入りってやつじゃないですか!?
なんの躊躇もなく、戦いのために手段を選ばないというのは考えようによっては脅威です……!
しかも、この範囲、この破壊力……あのポケモンは、ああいう人が持っちゃいけないんじゃないですか!?
かすみん、思わずいろいろ言いたくなっちゃいますけど──今はバトルに集中しなくていけません。
かすみ「ジュカインっ!!」
「カィンッ!!!!」
ジャンプで攻撃を避けたジュカインは、落ちてくる竹を蹴りながらさらに上昇し──腕を振り上げる。
竹が盛大に伐採されたせいで、隠れ場所はなくなっちゃいましたけど──お陰で空からは太陽の光がさんさんと降り注いでいます……!
かすみ「“ソーラー──ブレード”ッ!!!」
「カィィンッ!!!!!」
ジュカインが空中から、バサギリに向かって“ソーラーブレード”を振り下ろす。
未だ斬り裂かれた竹たちが舞い踊っていますが、それを意にも介せず斬り裂きながら、バサギリに迫る。
英玲奈「受け止めろ!!」
「グラッシャァァァァッ!!!!」
バサギリは腕のまさかりを振り上げ、“ソーラーブレード”を受け止めますが──見たことないポケモンだかなんだか知りませんが、こっちはメガシンカのパワーがあるんです……!!
まさかりとブレードがぶつかった瞬間、
「グラッシャァァァッ!!!!?」
バサギリの体が光の剣の衝撃で沈み込み、それと同時に周りの広がった衝撃波が、周囲に落ち転がっていた竹たちを紙切れのように吹き飛ばして行く。
かすみ「メガシンカしてれば、こっちの方がパワーは上です!!」
「──ブーーーンッ!!!!!」
かすみ「っ!?」
嫌な音が聞こえて振り向くと──メガスピアーが背後から迫ってきていた。
「……サ」
小脇に抱えたサニーゴが自分の判断で“パワージェム”を発射するけど、
「ブン──」
メガスピアーは素早い動きで、視界から消え──その直後、
「カインッ…!!!?」
かすみ「っ……!?」
ジュカインに向かって、上から“どくづき”を叩きこまれ、落下する。
「カインッ…!!!!」
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