195: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/21(水) 15:26:30.16 ID:/nLmInIK0
そんなメガジュカインに向かって、オノノクスが顎を構えて突っ込んできた。
──そのまま、鋭利な顎で噛みついてきたけど、
「カィィンッ!!!!」
ジュカインはまたしても、オノノクスの攻撃を腕の刃で受け止め──そのまま、腕力でオノノクスを持ち上げる。
「オ、ノノクッ!!!?」
急なことに驚いたオノノクスは顎を広げてジュカインから離れようとしたけど──ジュカインは逆に腕を広げ、オノノクスの顎を両刃で突っ張るようにして、さらに高く持ち上げる。
かすみ「“りゅうのはどう”!!」
「ジューーーカイィィンッ!!!!!!」
持ち上げたオノノクスの胸部に向かって──口から発射した、ドラゴンの波動を至近距離からブチ当てる。
「オ、ノノォッ…!!!!」
苦悶の鳴き声をあげながら、波動の勢いで上方に向かって吹っ飛ばされるオノノクス。
ジュカインはくるりと背中を向け──大きな大きな尻尾の先端を宙を舞うオノノクスに向ける。
かすみ「“リーフストーム”!!」
「カィィィンッ!!!!!」
かすみんの指示と共に、尻尾に一番近い場所にある実が破裂──その反動で尻尾が回転し、草の旋風を巻き起こしながら、ミサイルのように飛んで行って、
「ノォクスッ…!!!!!?」
オノノクスに直撃した──だけでは留まらず、オノノクス巻き込んだまま……遺跡の外まで吹き飛んでいった。
かすみ「す、すご……」
「カァインッ!!!」
気付けば、今しがた飛ばしたばかりのジュカインの尻尾は、また生え変わっていた。
どうやら、再生力もすごいらしいです……。
かすみ「これがメガシンカの力……」
「カァインッ!!!」
かすみ「えへへ、すごいじゃないですか、ジュカイン!」
「カァインッ!!!!」
ただでさえ強かったジュカインが、さらに強くなっちゃいましたよ……!
かすみ「そうだ、侑先輩たちは……!」
パワーアップを喜ぶのも束の間、かすみんは侑先輩たちの戦局へと目を向けます──
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