175: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/21(水) 15:10:06.75 ID:/nLmInIK0
かすみ「ちょ、サニーゴ!? なんですか、あのねばねばして気持ち悪いの!?」
侑「あれは“タールショット”だよ……! ねばねばしてて、よく燃える液体……!」
かすみ「よく燃える!?」
説明している間にも、
「タンザン…!!」
セキタンザンの背中の炎が赤熱し、口から炎が溢れ出し、大の字になりながらこっちに飛んでくる。
かすみ「ぴゃーーー!? “だいもんじ”−−!!?」
侑「イーブイ! “いきいきバブル”!! フィオネ! “バブルこうせん”!!」
「ブーーーィィッ!!!!」「フィオーー」
2匹のみず技で消火を試みる。
が、勢いが強すぎて、止められる気がしない。
かすみ「か、加勢します!! サニーゴ! “ハイドロポンプ”!!」
「……サ」
タールまみれになりながら、サニーゴが強烈な水流を発射し──それによって、やっと“だいもんじ”は勢いを失い始めるが、
「タンザンッ!!!!」
セキタンザンが、そこに向かって走りこんでくる。
侑「!? ま、まずい!?」
セキタンザンが自ら、泡と水の中に突っ込み──ジュウウウウ!! と音を立て、蒸気を上げる。
かすみ「へ!? なんか、湯気出てますよ!?」
「タンザン…!!!」
直後、猛烈なスピードでセキタンザンがこっちに向かって突進してくる。
かすみ「は、はやっ!?」
侑「……っ!!」
このスピードじゃ、回避しきれない……!!
なら……!
侑「ドロンチ!!」
「──ロンチィ…」
ドロンチがユラリとセキタンザンの進路に現れ、
「タンザンッ!!!?」
侑「足元、薙ぎ払え!!」
「ロンチィ!!!」
「タンザンッ!!!?」
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