17: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/16(金) 03:32:10.52 ID:eLOLjL7n0
私は侑先輩の言葉でハッとする。
しずく「ツンベアー……そういうことなの?」
「…ベァ」
ツンベアーはもう一度優しい顔をして、頷いてくれた。
しずく「…………。……わかりました」
私はクマシュンを抱き上げる。
「クマ♪」
しずく「この子は私が立派に育ててみせます……! 立派に育てて、また貴方のもとに戻ってきますから!」
「ベァ…」
しずく「クマシュン、これからよろしくね」
「クマ♪」
こうして、私の6匹目の手持ち──クマシュンが仲間になったのだった。
🎹 🎹 🎹
リナ『みんな、今後はどうする予定なの?』 || ╹ᇫ╹ ||
歩夢「もともとの話だと……ローズに戻るってことになってたけど……」
侑「ローズはもともと合流場所って話だったからなぁ……」
「ブィ?」
かすみ「みんな、ヒナギクに集まってきちゃいましたしねぇ……」
「ガゥ?」
しずく「う……私の不手際で……面目ないです……」
どっちにしろ、ジム戦をこなすにはローズに戻る必要があるけど……数日待てばヒナギクのジムリーダーも戻ってくるらしいし……。
そうなると、無理に急いで戻る理由も薄くなってくる。
しずく「あ、あの……それよりも……」
侑「ん?」
しずく「私たち、やっと飛行手段を手に入れたんですから──行ってみたくありませんか?」
そう言いながら、私たちの視線は自然と──南にあるオトノキ地方のカーテンへと注がれる。
かすみ「確かに……あの絶景、旅の間に見なくちゃ損ですよね!」
「ガゥガゥ♪」
歩夢「旅に出たばっかりのときは……あそこを登るなんて想像も出来なかったけど……行ってみたい! わ、私は……乗せてもらうだけになっちゃうけど……」
侑「ふふ、いいよ! みんなで登ろうよ!」
「イブィ♪」
しずく「ええ! 皆さん全員で、大空の旅を楽しみましょう♪」
リナ『次の行き先、決まったね!』 ||,,> ◡ <,,||
侑「うん! 行こう──カーテンクリフへ!!」
「イッブィ♪」
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