154: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 13:07:57.77 ID:B+X5AS2s0
こうして私たちは、死闘の末──ローズジムの真姫さんを倒し、“クラウンバッジ”を手に入れたのでした。
残すは──最後のバッジのみ……。
🎹 🎹 🎹
彼方「──二人とも、ローズジムクリアおめでとう〜♪」
リナ『わ〜どんどんぱふぱふ〜』 ||,,> 𝅎 <,,||
ホテルに戻ると──ジム戦前に彼方さんが言っていたとおり、ご馳走が並んでいた。
かすみ「これ全部食べていいんですかぁ〜!?」
彼方「もっちろん♪ 頑張った二人へのご褒美だよ〜♪ 好きなだけ食べて♪」
かすみ「わーい! いっただきま〜す♪」
侑「いただきます!」
彼方「ポケモンちゃんたちにもそれぞれに合わせて、彼方ちゃん特製ブレンドのポケモンフーズを作ったから、味わって食べるんだぞ〜?」
「ブイブイ♪」「ガゥ♪」「フィオ〜」「ウニャァ」「クマクマァッ♪」「ブクロンッ♪」
元気な子たちが夢中でご飯を食べ始める中、
「テブリ」「…カイン」「…ライ」「ロンチ」「ウォーグ」「……サ」
大人しい組は静かに食べ始める。……こういうところにも個性が出るね……。
かすみ「いや〜今日のかすみんの活躍っぷり、彼方先輩と果南先輩にも見せてあげたかったですよ〜」
果南「ふふ、私も見たかったよ」
彼方「彼方ちゃんも〜」
かすみ「ですよねですよね! いや〜かすみんの考えたドッキリ爆発大脱出があったから、今日は勝てたんですから〜」
かすみちゃんは元気いっぱいに今日の試合を振り返っているけど……。
果南「侑ちゃんは……勝ったって言うのに、あんまり元気ないね?」
かすみ「えぇー? 侑先輩、せっかく勝ったのに嬉しくないんですか〜?」
侑「ん……。……もちろん、嬉しいけど……でも、今回はかすみちゃんと二人だったからさ……」
……今回はあくまで二人の力を合わせてどうにか勝つことが出来ただけだ。
侑「もし一人ずつ戦ってたら……絶対に勝てなかった……」
かすみ「それは……まぁ……。……でも、勝ちは勝ちですよ!」
もちろん、勝ちは勝ち。向こうの指定したルールでちゃんと勝利を収めたんだ。
それに関してはそれでいい。……だけど、次のジム戦は正真正銘一人で戦うことになる。
侑「……このまま戦っても……私もかすみちゃんも、最後のジムは突破出来ない……」
かすみ「そ、そんなこと言わないでくださいよ〜!!」
これは臆病風に吹かれたとか、そういう話じゃない。
私たちの今の実力と、本気のジムリーダーの実力では、それほどまでに根本的なレベルの差があるということだ。
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