124: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:38:48.77 ID:B+X5AS2s0
真姫さんの言うとおり、メタグロスは“いきいきバブル”の中をお構いなしに突っ込んでくる。
侑「ぐ……っ……」
絶体絶命の瞬間に、
「──ニャーー」
ボールから勝手に飛び出すニャスパーの姿。
私は咄嗟に指示を出す。
侑「ニャスパー……!! パワー全開で“サイコキネシス”!!」
「ニャーーーー!!!!」
ニャスパーが閉じている耳を完全に立てながら──“サイコキネシス”をメタグロスに向かって放つと、
「メ、タァァァ…!!!!」
メタグロスが空中で静止する。
そのタイミングで──壁に押し付けられていた私とイーブイの身体は解放される。
侑「はぁ……はぁ……っ……」
「ウゥゥニャァァァァ」
どうにか、メタグロスは止めた──でも、
「メッタァァァ…!!!!」
メタグロスはじりじりとこっちに向かって、迫ってきている。
ニャスパーのリミッターを完全解除しているのに……押し返しきれていない。
息を切らして、休んでる場合じゃない……! 次の作戦を……!
そう思って、立ち上がった瞬間──メタグロスの頭上に白い何かが縦回転しながら、降ってきた。
かすみ「テブリム!! “ぶんまわす”っ!!」
「テーーーーブゥッ!!!!!!!!!!」
──かすみちゃんのテブリムだ……!!
テブリムは縦回転しながら、自分の頭の房を乱暴に振り回し、上空から“アームハンマー”顔負けの拳を叩きつけ──そのまま反動で跳ねながら離脱する。
「メッタァッ…!!!?」
上空からの奇襲に、一瞬メタグロスの体が沈み込むが──すぐに持ち直し、浮き上がる。
まだ、威力が足りてない……!
かすみ「侑先輩!!」
かすみちゃんが、ウォーグルの足からサニーゴを抱えて飛び降りながら、声をあげる。
侑「ウォーグル!! “ばかぢから”!!」
かすみ「“シャドーボール!!”」
「ウォーーーーッ!!!!!」
「サ、コ」
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