119: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/20(火) 12:28:58.06 ID:B+X5AS2s0
■Chapter053 『決戦! ローズジム!』 【SIDE Yu】
──ホテルを出ると、外はこれでもかというくらいの快晴だった。
リナ『いいお天気!』 || > ◡ < ||
かすみ「ジム戦日和ですね!」
侑「…………」
「ブィィ…?」
果南「侑ちゃん、緊張してる?」
口数の少ない私を見て、果南さんが声を掛けてくる。
侑「は、はい……」
果南「確かに真姫さんは強いからね。……でも、自分と自分のポケモンを信じて戦えばきっと大丈夫だよ」
彼方「そうそう! コメコで会ったときからは考えられないくらい、侑ちゃんも侑ちゃんのポケモンたちも逞しくなってるよ! 自信持って!」
侑「果南さん……彼方さん……」
かすみ「彼方先輩! かすみんは!? かすみんはどうですか!?」
彼方「ふふ♪ もちろん、かすみちゃんたちも逞しくなってるよ〜♪」
かすみ「えへへ〜……そんなことありますよ〜♪」
そうだ……私たちは旅の中で強くなってきたんだ……。
そして、もっともっと強くなるためにも……今日、絶対に真姫さんに勝たないといけない。
不安になっている場合じゃないんだ……!
侑「ありがとうございます! ……勝ってきます!」
果南「うんうん、その意気だ♪」
彼方「勝利祝いのおいしいご飯を作って待ってるから、頑張ってね♪」
かすみ「おいしいご飯……!」
彼方「もちろん、勝利祝いだから、負けちゃったときは果南ちゃんと二人で食べちゃうからね〜?」
かすみ「ぜ、絶対に勝たないと……!」
侑「あはは……」
食べ物に釣られるかすみちゃんには、ちょっと笑っちゃうけど……でも、
侑「かすみちゃん」
かすみ「なんですか、侑先輩!」
侑「絶対に勝つよ……! 私たち二人で!」
かすみ「はい! もちろんです!」
想いは一緒だ。
私たちはジム戦のために──真姫さんから指定のあった場所へと向かいます。
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