【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.5
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135: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/12/03(土) 21:40:14.47 ID:ZSVkFOz00

透「マジでわからん、これ」

ルカ「お、おい……」

透「いや、覆したりはしないけど。死ぬって、死ぬ死ぬ」

透「だけどさ、ちょっと寂しいかも。うちはここで完全に終わっちゃうしさ」

雛菜「……忘れないよ」

雛菜「この島での暮らしも、雛菜が一度死んだこともぜんぶぜ〜んぶ忘れても! 透ちゃんって言う友達がいたことだけは何があってもぜったいぜ〜ったい忘れないから〜!」

愛依「うん……うちも絶対忘れない。透ちゃんがうちらのことを守り続けてくれたこと、忘れないから」

結華「とおるんはオリジナルのとおるんには替われないけどさ、それは逆も然りってことで。とおるんと過ごした時間はここにしかないもん!」

美琴「あなたの存在は絶対に残してみせる。それが私の責任だから」

透「あー、ちょっ。やめてって、そういうの」



透「来るから」



人とアンドロイドの違いを「心」で説いた学者が、今ここにいたなら私は迷うことなくその左頬を引っ叩く。
目の前に立つ彼女は心と呼ばれるものは確かに持ち合わせてはいないかもしれない。
自立した思考に見えるものも、緻密な計算の集合体であることは間違いない。

されど、そこに何もないかと言われればそれは違う。
浅倉透はよく出来たアンドロイドだ。
結果を導き出せないことを結果として飲み込むことができる。
虚数解を虚数解として定義できる。

私は、本来彼女に見るはずのないものを見た。
天井の照明を反射して、一筋の流星を描いた水滴は、人間のこぼす涙とは全くの別物。
都合や利益に濁りを受けた涙なんかと同じにしてはならない、ただ混じりっけのない純粋な一雫。
「心」なんて言葉で飾ろうものなら、その輝きが曇ってしまうだろう。



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