178: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:29:37.01 ID:kGTB8pR/0
「なんだかちょっと妬けちゃうわー♪」
「そうかしら?私もプロデューサー君のスカウトを受けてみたかったわぁ」
ジョッキも空いたことだし、店員さんを呼んでおかわりをお願いしたわ。もちろん、ふたり分。
「そんなに良いもんじゃないわよ?学生の頃だったらまだしもこの年になってからだもん」
「そうなの?」
「そうよ!最初にいきなり肩を掴まれたって話はしたわよね」
それで投げ飛ばしちゃったのはやりすぎたとは思うけどって、
何回目かは忘れちゃった乾杯の後、早苗ちゃんはちょっと不満そうな顔をした。
「この前聞いた『あの子』と見間違えたって。しかもちゃんと見てみたら全然違ってたって!」
「そうだったわね。プロデューサー君、よっぽど慌ててたのね」
彼がかつてファンだった地下アイドルの少女。多分私たちと同じくらいの子。
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