168: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:24:09.58 ID:kGTB8pR/0
Scene 3
169: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:24:44.03 ID:kGTB8pR/0
「カンパイ♪」
「カンパイ!」
170: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:25:20.97 ID:kGTB8pR/0
早苗ちゃんのオススメでやってきた居酒屋だけど、お酒も食べ物も本当にたくさんで目移りしちゃうわ。
それに、二人で個室にも入れるお店なのが良いわね。
171: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:25:53.18 ID:kGTB8pR/0
「ところで瑞樹ちゃん」
「なあに?早苗ちゃん」
172: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:26:36.79 ID:kGTB8pR/0
「早苗ちゃん。プロデューサー君は早苗ちゃんのために新しいお仕事を取りに行ってるのよ」
彼が営業に向かった先、それはとある有名なレコード会社。
173: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:27:06.70 ID:kGTB8pR/0
プロダクションの制作部でアシスタント・ディレクターだった彼との出会い。
名刺交換しただけで印象的な出会いではなかったのよ。
174: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:27:36.50 ID:kGTB8pR/0
お仕事で何度も顔を合わせていたし、年齢も近かったからお喋りをする機会はあったんだけどね。
そう言えば、あの特番は彼がディレクターに昇格して間もない頃だったのよ。
175: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:28:05.97 ID:kGTB8pR/0
「プロデューサー君は必ず私を先に帰らせたわ。大事な取引先の社員ですから、だって」
「あはは!プロデューサー君らしいわね!それじゃなーんも無かったのね」
176: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:28:37.46 ID:kGTB8pR/0
「アナウンサーを卒業する少し前に、アイドルの密着取材をしたのだけれど……知ってる?」
「もちろん知ってるわよ!全国で放送された765プロの……」
177: ◆xMUmPABXRw[sage]
2022/12/09(金) 21:29:06.93 ID:kGTB8pR/0
彼の企画したお仕事をきっかけに、彼の後押しを受けてアナウンサーを卒業した。
そして、彼がプロデューサーになると同時に、私はアイドルになった。
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