909: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/12(月) 14:18:32.30 ID:ropYqdR40
リナ『侑さんはドロンチにタマゴを守ってもらえて安心だし、ドロンチはタマゴをお世話出来て安心するし、Win-Winだね!』 ||,,> ◡ <,,||
歩夢「なんだかよくわからないけど……。私、歩夢。よろしくね、ドロンチさん」
「ローン♪」
挨拶もそこそこに、
歩夢「それより侑ちゃん、来て♪」
歩夢に手を引かれる。
手を引かれ、通路から大広間に出ると──
侑「わぁ……!!」
「イブィ〜!!」
水晶の大水槽の中から、ケイコウオたちの光が乱反射して、洞窟内を虹色に照らしていた。
侑「すっごい……!!! こんなの見たら── 」
歩夢「ときめいちゃうよね♪」
侑「もう、歩夢! それ私の台詞!」
歩夢「ふふっ、ごめんね♪」
歩夢がいたずらっぽく笑う。
侑「……それにしても……本当に綺麗だね……」
「ブィ…♪」
歩夢「……うん、そうだね」
厚い水晶の壁の向こうから、揺蕩う虹色の光たち。
それに照らされる洞窟の中にいると、まるでオーロラの中にでもいるような気がしてくる。
まさに夜の虹の名に相応しい、幻想的な光景だった。
侑「こんなの見たら、落ちたのも悪くなかったなって思っちゃうよ……」
歩夢「もう……私、すっごい心配したんだよ……?」
侑「あはは、ごめんね……。でも、見たとおり元気だから!」
歩夢「もう、侑ちゃんったら……」
侑「この調子で湖面の夜空も見ちゃう?」
「イブィ♪」
リナ『ケイコウオたちは、日が昇るまで光り続けるから、いいと思う』 ||,,> ◡ <,,||
歩夢「ふふっ♪ 私たち、すっごく夜更かしすることになりそうだね♪」
侑「たまにはいいじゃん、そういうのも♪」
どうやら今日は楽しい夜になりそうだ。
私たちは、幻想的な虹の光に包まれながら、わくわくした気持ちで、クリスタルケイヴでの夜を過ごすのでした。
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