857: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/10(土) 16:17:21.22 ID:hRdoaDre0
しずく「いただいてしまって、いいんですか……?」
歩夢「もちろん♪」
「シャーーボッ!!!」「バーースッ!!」
歩夢「ふふ♪ サスケとエースバーンにもあげるから、慌てないで♪ はい♪」
「シャボッ」「バーース♪」
サスケさんとエースバーンは歩夢さんからそれぞれ、緑色と黄色い“ポフィン”を貰うと、おいしそうに食べ始める。
「グラァ…」
歩夢「トドグラーもおいで♪」
「グラ…♪」
トドグラーは歩夢さんに呼ばれると、彼女に身を摺り寄せる。
歩夢さんはトドグラーを優しく撫でながら、口元に赤い“ポフィン”を持っていき、食べさせ始める。
歩夢「ふふ♪ 進化しても、トドグラーは甘えん坊だね♪」
「グラァ…♪」
歩夢さんはトドグラーに“ポフィン”を与えながら、
歩夢「ジメレオンくんもおいで♪」
「ジメ…」
桃色の“ポフィン”を取り出して、私のジメレオンのことも呼ぶ。
ジメレオンは少し困惑気味だったけど、
歩夢「手渡しだと緊張しちゃうかな? ここにおいておくね♪」
歩夢さんがそっと“ポフィン”を置くと、
「ジメ…」
そろそろと近付いて、“ポフィン”を食べ始めた。
しずく「……」
歩夢「私も食べようかな♪」
そう言いながら、歩夢さんも桃色の“ポフィン”を取り出して、口に運ぶ。
歩夢「……えへへ♪ おいしく出来てる♪ しずくちゃんも遠慮せずに食べてね。たくさんあるから!」
しずく「は、はい……」
私も遠慮気味に貰った“ポフィン”を口の運ぶ。一口食べると──甘酸っぱい味が口いっぱいに広がる。
甘さの中にある酸っぱさが、疲労した身体に染み渡っていくようだ。
しずく「おいしい……」
歩夢「よかった♪ しずくちゃん、少し疲れてたそうだったから、“すっぱあまポフィン”を選んだんだけど……他の味もあるから、食べたい味があったら言ってね♪」
しずく「ありがとうございます、歩夢さん」
歩夢「ふふ♪ どういたしまして♪」
歩夢さんが優しく笑う。
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