789: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/07(水) 12:22:40.71 ID:0Ok5BWPG0
かすみ「“じばく”!!」
曜「っ!?」
──ボォンッ!!!! と大きな音が、ホエルオーの方から発せられ、びりびりと空気を震わせた。
少しの間、辺りが波の音だけになる。
……が、
「ボ、ォォ…」
程なくして、ホエルオーの体がひっくり返るように転覆し始める。
曜「わ、わぁぁぁ!? 戻って、ホエルオー!?」
曜先輩が慌てて、戦闘不能になったホエルオーをボールに戻すと──ホエルオーのいた場所に、
「──……サ」
戦闘不能になって動かなくなったサニーゴがぷかぷか浮かんでいた。
かすみ「サニーゴ、戻って!」
ボールを投げて、サニーゴを戻してあげる。
かすみ「ありがとう、サニーゴ……“じばく”なんてさせて、ごめんね」
これしかなかったとは言え、最初から“じばく”特攻をさせるのはさすがに心が痛む。
ジム戦が終わったら、たくさん労ってあげよう。
曜「……す、すごいことするね、かすみちゃん……」
かすみ「出来れば、やりたくなかったですけど……」
まさか、にこ先輩に打開のヒントを貰うことになるとは思いませんでした……。
まあ、結果としてはうまく行きましたし……少しくらい感謝してやらなくもないですね。
──とにもかくにも、
かすみ「これで2対2……!」
お互い残りの手持ちは半分です。
曜「ホエルオーで勝ち切るつもりだったんだけどなぁ……ま、いいや! 切り替えていこー!」
曜先輩が3匹目のボールを構える。
かすみんも同じようにボールを構えて──後半戦スタートです!
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