侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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769: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/06(火) 13:52:33.69 ID:hNufaooJ0

リナ『フラベベ いちりんポケモン 高さ:0.1m 重さ:0.1kg
   気に入った 花を 見つけると 一生 その花と 暮らす。 花の
   力が ないと 危険だが 好きな 色と 形が 見つかるまで
   旅を 続ける。 見つけると 風に 乗って 気ままに 漂う。』

歩夢「そうやって、世界中にお花を広げていくんだって♪」

かすみ「なんかロマンチックな話ですね! それにこれだけいろんな種類があったら、フラベベも絶対にお気に入りのお花が見つけられますもんね!」

歩夢「そうだね♪」


そして、お気に入りの花を見つけて飛び立っていったフラベベたちは、成長してフラエッテになると、お花のお世話をしにここに戻ってくるらしい。

まさにこのお花畑は、自然とポケモンが密接に結びついて繁栄させてきた、自然の楽園というわけだ。


侑「なんか身近な場所だったのに、全然知らなかったや……」

歩夢「ふふっ♪ 侑ちゃんは花よりポケモンだもんね♪」

侑「でも、ポケモンとも関わりがあるってわかったら、興味湧いてきたよ!」


やっぱり侑ちゃんらしくて、くすくす笑ってしまう。

そんな中、急に──prrrrrとポケギアのコール音が鳴る。

私のじゃない……。侑ちゃんを見ると、侑ちゃんも首を左右に振る。

じゃあ、


かすみ「あ、かすみんのポケギアです。……あれ、しず子から? もしもし、しず子?」

しずく『もしもし、かすみさん? 今どこ?」


私たちにも聞こえるように、かすみちゃんがスピーカーモードにしてくれる。


かすみ「太陽の花畑だけど……」

しずく『えっと……まだサニーに着くまで時間かかりそう? 曜さん、もう待ってくれてるんだけど……』

かすみ「え? ……って、もうこんな時間じゃん!?」

侑「……わぁ!? もうとっくにお昼過ぎてる!?」


どうやら、花畑でのんびりしすぎたらしい。


かすみ「すぐに行くって曜先輩に伝えてくれる!?」

しずく『うん、わかった。待ってるね』


──piと通話を切り、


かすみ「みんな〜! サニーまで行くから、戻ってきて〜!」


手持ちを呼び戻している。


侑「曜さんのこと待たせちゃってるみたいだね……歩夢、ちょっと急ごうか」

歩夢「うん。曜さん、忙しい中、予定空けてくれてるんだもんね」


私と侑ちゃんもポケモンたちを呼び戻し始める。


歩夢「みんな〜! 戻ってきて〜!」


タマザラシをボールに戻しながら呼び掛けると、


 「バース!!」



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