752: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/05(月) 14:39:48.91 ID:6bHKz0F20
侑「それじゃ、私たちも帰ろっか」
「ブブイ」
歩夢「うん」
かすみ「はーい!」
3人で帰り道を歩き出す。
歩夢「なんだか、こうして3人で歩いてると、スクールに居た頃みたいだね」
侑「あはは、確かにそうかも♪」
かすみ「でもでも、今はあのときとはもう違いますから!」
「ガゥ♪」
かすみちゃんが元気に言うと、ゾロアが同調するように鳴く。
かすみ「今はかすみんたち、ポケモントレーナーなんですから!」
歩夢「ふふっ、そうだね♪」
歩夢がくすくすと笑う。
なんだか、いつものセキレイシティの景色の中で、ポケモントレーナーになった歩夢やかすみちゃんと歩くのは不思議な感覚だった。
旅に出る前には考えられないくらい、いろんな人やポケモンと出会って、これまでにいろんなことがあった。
そして、何より──
「ブイ?」
私には新しい仲間がいる。
歩夢にも、かすみちゃんにも、しずくちゃんにも。
リナ『侑さん、なんか嬉しそう』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「うん! 私たち、前に進んでるんだなって思って、なんか嬉しいなって」
リナ『そっか。侑さんが嬉しそうにしてると私も嬉しい』 || > ◡ < ||
侑「ふふ、ありがとうリナちゃん」
そして、リナちゃんもこの旅で出会った大切な仲間だ。
このオトノキ地方での旅は、こうしてセキレイシティに戻ってきたことによって、地方全体の凡そ半分くらいを旅してきたことになると思う。
侑「この先には……何があるのかな……!」
私は旅の続きが楽しみで楽しみで堪らない。
大きな期待を胸に、未来に希望を抱きながら、私は無限に広がっている空を仰いで、この先に続いているまだ見ぬ地を思い描きながら、帰路に就くのだった。
🎹 🎹 🎹
……さて。
久しぶりに我が家へ帰宅した私だったんだけど……。
侑「まさか帰宅早々、夕飯の買い出しをやらされるとは……」
「ブイ?」
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