725: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/04(日) 01:55:44.87 ID:iC9FggQ30
最初は何も気にしていなかったけど……さすがに短い間に何度も見ると、何か意味があるのかと考えてしまう。
そういえば、夢の中に出てきた女の子……。どこかで見たような……?
侑「…………夢の記憶が曖昧で…………思い出せない……」
さすが夢とでも言うべきだろうか……。なんとなくの印象はあったけど……容姿を鮮明に覚えていないというか……。
歩夢「……ん……ぅ…………ゆうちゃん……?」
侑「あ、ごめん……起こしちゃった?」
歩夢「んーん……大丈夫……」
歩夢は眠そうに目を擦りながら身を起こす。
リナ『おはよう。侑さん、歩夢さん』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「おはよう、リナちゃん」
歩夢「……おはよう…………ふぁ……」
リナ『歩夢さん、まだ眠そう』 || ╹ᇫ╹ ||
歩夢「ん……ちょっと……」
侑「まだ寝てていいよ。ごめんね、起こしちゃって」
歩夢「……じゃあ……もう少しだけ……」
そう言うと、歩夢はぽてっと横になると……すぐに、すぅすぅと寝息を立て始めた。
リナ『歩夢さんの寝起きが悪いなんて、珍しいね』 || ╹ᇫ╹ ||
侑「確かにそうだね」
リナちゃんと二人ひそひそ声で話す。
歩夢は朝に強い方だから、私も珍しいもの見ちゃったかも。
侑「昨日、寝るの遅かったのかな? リナちゃん、知ってる?」
リナ『うぅん。スリープモードにしてたから……』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
侑「そっか。まぁ……昨日はジム戦もあったし、もう少しゆっくり休ませてあげよう」
リナ『うん』 || ╹ ◡ ╹ ||
歩夢「…………すぅ……すぅ……」
さて……歩夢が起きるまで、どうしようかな……。
あまり音を立てないように、ベッドの上で身体を伸ばしていると、
リナ『そういえば、侑さん。今日はどうする予定?』 || ╹ᇫ╹ ||
リナちゃんがそう訊ねてくる。
侑「うーんと……せっかく流星山の頂上まで来たし、北に向かって、アキハラタウンを目指す感じになるかな?」
リナ『となると、流星山の北側を下山するんだね』 || ╹ ◡ ╹ ||
侑「うん。アキハラタウンでは特にやることもないから……そのまま、セキレイを目指すことになると思う」
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