侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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707: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/03(土) 12:00:09.91 ID:ogLreJcM0

■Chapter036 『朧月の夢の中で』 【SIDE Ayumu】





流星山で激闘の末、凛さん、花陽さんとの戦いに勝利した私たち。

気付けば、すっかり日も落ちて、夜の時間が訪れようとしていた。


侑「歩夢……空、すごいね」
 「ブィ〜!!」

歩夢「……うん」


ふと空を見上げると、まだ日が落ちて間もないのに、空にはたくさんの星が瞬き始めていた。


リナ『流星山は天体観測の名所だからね。空気が澄んでて星がよく見える』 || ╹ ◡ ╹ ||


リナちゃんの言うとおり、話には聞いていたけど……実際に見ていると、満天の星たちが今にも落ちてくるんじゃないかという錯覚に陥る。


 「…シャボ」


バトルの後、回復してあげて、すっかり元気になったサスケも、私に釣られて空を見上げる。


侑「サスケが、ご飯以外に興味を示すなんて珍しい……」

歩夢「ふふ、そうかも♪」
 「シャボ」


だって、本当にすごい星空なんだもん。普段ご飯にしか興味のないサスケだって、気になっちゃうよね。

──さて、ジム戦を終えたのに、どうしてまだ私たちがこの流星山に残っているのか、その理由は……。


侑「っと……あんまりのんびりして、凛さんたちを待たせてちゃいけないね」

歩夢「うん、そうだね」


凛さんの提案で今日はホシゾラ天文所に泊めてもらえることになったからだ。

凛さんと花陽さんは、一足先に天文所に行って宿泊手続きをしてくれている。

なので、私は侑ちゃんと一緒にのんびり夜空を見上げながら、天文所に向かっているところというわけだ。

とはいえ、この星空を堪能していたら、本当に一晩中、空を見上げたまま、ここに根っこが生えてしまいそう。

だから、一旦夜空の鑑賞はここまでにして、天文所へ向かうことにする。


侑「花陽さんが、コメコで採れた食材でご飯を作ってくれるらしいし!」

 「シャボッ!!!!」


ご飯と聞いて、サスケが私の肩から降りて、天文所に猛スピードで向かっていく。


歩夢「もう、サスケったら……」

侑「あはは♪ ジム戦頑張ったし、きっとお腹空いてるんだよ。私もお腹ペコペコだし……」
 「ブイ」


イーブイも侑ちゃんに同調するように、鳴く。

確かに、あんな激戦の後だから、私もお腹空いたかも……。


リナ『それじゃ、早く天文所に行こう♪』 || > ◡ < ||

侑「だね! 歩夢、行こう!」



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