69: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/10/31(月) 10:33:15.16 ID:DPwTRoer0
🎹 🎹 🎹
侑「──あー!! 疲れたー!!」
私は自室に戻ってくるなり、ベッドに倒れ込む。
侑「イーブイもおいで。疲れたでしょ?」
「ブイ」
イーブイに声を掛けると、ぴょんとベッドに飛び乗り、私の傍に身を寄せてくる。
侑「うわ、毛ぐしゃぐしゃになっちゃってるね……毛づくろいしてあげるよ」
「ブイ」
家に帰ってくるなり、お母さんにいたく気に入られたのか、撫でられまくってたから、綺麗な毛並みが荒れてしまった。
ブラシを使って、毛づくろいしてあげると、
「ブイィ…♪」
イーブイは気持ちよさそうにしている。
侑「イーブイ、気持ちいい?」
「ブィ♪」
侑「ふふ、よかった」
今日はイーブイのお陰で、初めてのジム戦にも勝利することが出来た。
だから、ちゃんと労ってあげないとね。
侑「……そういえば、イーブイ……また新しい技覚えたりしてるのかな?」
ジムでの戦闘によって、またレベルが上がって新しい技を覚えているかもしれない。
そうすると、“とっておき”はますます使いづらくなるかもしれないし、把握しておいた方がいいかも……。
侑「覚えてる技の確認……」
歩夢はポケモン図鑑を使って、教えてくれたっけ?
そういえば、図鑑……。
侑「博士に貰ってから、まだ起動もしてなかったっけ」
ミニサイズのモニター状のポケモン図鑑を取り出して、観察する。
侑「電源みたいなのが、どこかにあるのかな……?」
とりあえず、画面に触れてみると──
『指紋登録中。そのままお待ちください』
可愛らしい機械音声が図鑑から流れてくる。
侑「あ、これでいいのかな?」
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