683: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/12/02(金) 11:28:43.09 ID:s0SNcJvm0
地面を凝視していた。
チロチロと舌を出しながら、じーっと地面を観察したあと、
歩夢「“あなをほる”!」
「シャボッ」
勢いよく頭から地面を掘って潜り始める。
──アーボには、敵を探すための能力が生まれつきいくつか備わっている。
舌先は非常に敏感に匂いを感じ取り、さらに──熱を感知して相手を探す能力がある。
今こうして地面に潜ったのは……地中のダグトリオを追跡するため……!
花陽「! ダグトリオ! 地面の外に顔を出して!」
花陽さんもこちらの思惑に気付いたのか、ダグトリオに外に出てくるように指示を出す。
だけど、ダグトリオは“へびにらみ”で“まひ”している状態。
相手の位置を正確に探れるサスケなら──狙った獲物は逃がさない!!
「ダ、ダグゥ!!!!」
「シャーーーボッ!!!!」
地面から飛び出してきたダグトリオの頭には、すでにサスケが噛み付いている状態だった。
花陽「だ、ダグトリオ!! “さわぐ”!!」
「ダーーーダグダグダグダグ!!!!!!!!!!!」
3匹のダグトリオが大騒ぎし始める。
激しい騒音でサスケを振り払うつもりだ。
でも、
歩夢「させない……! “とぐろをまく”!」
「シャボ」
サスケは騒ぎまくるダグトリオの頭に噛みついたまま、その身をぐるぐるとダグトリオに巻き付けていく。
歩夢「絶対に放さない……! ダグトリオは私が任されたから!」
「シャーーボッ!!!」
もちろんこの状況、サスケはただ噛み付いて耐えているだけじゃない。
歩夢「“ギガドレイン!”」
「シャーボッ!!!」
噛み付いた部分から、“ギガドレイン”で相手の体力を吸い取る。
「ダ、ダグ、ダグググ…」
騒ぎ続けるダグトリオも、体力を直接吸収され、次第に元気がなくなっていき、
「ダ、ダグ…」
最終的には力尽きておとなしくなった。
花陽「も、戻って、ダグトリオ……!」
歩夢「やったね、サスケ!」
「シャーボッ」
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