639: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/30(水) 12:35:44.01 ID:4td2vpP20
■Chapter033 『叡智の行き先?』 【SIDE Kasumi】
──ドッグランを抜けて、ダリアシティに着いた頃にはすっかり日も落ちていて……。
エマ先輩たちと別れた後はすぐに宿を探して、部屋に入った後は特に何をするでもなく寝てしまった。
……疲れていましたからね。
と、言うわけで、
かすみ「改めて……ダリアシティ、到着しましたよー!」
ホテルを出ると、すでに白衣を纏った人たちがちらほらと歩いているのが見える。
かすみ「博士がたくさんいるんですかね、この街は……」
しずく「当たらずとも遠からずかな。ここは学園都市だからね。きっと、あの人たちは研究者の人たちだよ」
かすみ「へー……」
かすみんからしてみると、好き好んで勉強をしているなんて、物好きな人たちって思っちゃいますけど……。
しずく「ところで、これからどうするの? やっぱりジム?」
かすみ「もちろん! ……と、言いたいところなんだけど」
しずく「……? かすみさんがジムに直行しないなんて珍しい……どこか行きたいところでもあるの?」
かすみ「行きたいところというか……新しい手持ちが欲しいんだよね」
しずく「新しい手持ち……? ジム戦に備えてってこと?」
かすみ「そゆこと!」
しずく「え……? 本当にそういうことなの?」
かすみ「何、その反応」
しずく「……もしかして、熱ある?」
かすみ「何!? その反応!?」
しずく「だって……行き当たりばったりなかすみさんが、ジム戦のために準備だなんて……」
なんて失礼なしず子なんでしょうかね。
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