侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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595: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/27(日) 20:23:32.63 ID:4KWPSfBf0

わたしも果南もリナも……それぞれの進捗は芳しくないと言ったところのようだ……。

とはいえ、


鞠莉「手掛かりなしのまま足踏みしてるわけにもいかない……とは思ってる」

果南「……まあ、やっぱり気になるしね」

鞠莉「大した理由がないならそれでもいいけど……わたしにはどうしても、もっと何か大切な意味があるって気がするから……」


あの日、リナと出会ったときのことを思い出す。

最初はたった9文字の信号でしかなかった──『・・・−−−・・・』。

あくまで直感でしかないと言われれば、それまでかもしれない。でも……それでも……わたしはこの信号にただならぬ何かを感じた。

少なくとも──意思を持った存在から送られた信号であったことには間違いなかったからだ。


リナ『そういえば、博士』 || ╹ᇫ╹ ||

鞠莉「なにかしら?」

リナ『私……侑さんと旅する予定じゃなかったの?』 || ╹ᇫ╹ ||

鞠莉「ああ、そのこと……。……ええ、本来は千歌か善子と一緒に行動してもらうつもりだったわ。何かの手違いというか……善子が一度もあなたを起動もせずに、侑に渡しちゃったのは予想外だったけど」

リナ『そうなんだ……今からでも、千歌さんか善子さんの場所に行った方がいい……?』 || 𝅝• _ • ||

鞠莉「……いいえ、侑の傍にいてくれればいいわ。リナも侑のこと、気に入ってるんでしょう?」

リナ『うん……! 侑さん優しいし、一緒にいるといろんな経験が出来て楽しい……!』 ||,,> ◡ <,,||

鞠莉「なら、それでいい。侑のこと、サポートしてあげて」

リナ『わかった!』 ||,,> ◡ <,,||


……それに、今は何やらキナ臭いことが起こっているという噂も耳にしている。

実力者への襲撃……。リナの存在が……もし、この襲撃に関与しているのだとしたら、千歌や善子みたいな、名前が知れ渡っている人間の傍に置いておくよりも、侑の傍の方が安全かもしれないし……。


鞠莉「……何より、リナが居たい場所に居られる方がいいものね」

果南「……ふふ。……かもね」


私が漏らした小さな呟きに果南が小さく笑うのだった──


………………
…………
……





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