594: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/27(日) 20:22:35.94 ID:4KWPSfBf0
■Intermission✨
──時刻は深夜を回り……みんなが寝静まった時間。
果南「……」
鞠莉「……さて、そろそろかしら」
果南と一緒に研究室で待ち続けていると──扉が開く。
鞠莉「ご苦労様、ポリゴン」
「ポリ」
ポリゴンZは私からのお礼を受けると、恭しく頭を下げた後、持ち場へと戻っていく。
果南「……ホントにポリゴンZとは思えない律義さだ……」
鞠莉「まあ、ポリゴンZというか、ポリゴンZじゃないというか……」
まあ、それはいい……。目的はポリゴンZの観察じゃなくて──
リナ『博士、話ってなぁに?』 || ╹ᇫ╹ ||
そのポリゴンZが連れて来てくれた、リナと話すことだ。
リナ『部屋にいたら、急にポリゴンから通信が入ってびっくりした』 || ╹ᇫ╹ ||
鞠莉「とりあえず、こっちにいらっしゃい」
リナ『うん』 || ╹ ◡ ╹ ||
ふよふよと浮かぶリナを室内に迎える。
鞠莉「こうして3人で話すのも久しぶりかしらね……」
果南「もう……1年振りくらいかな?」
リナ『図鑑ボディに入ってから果南さんとは話してないし……それくらいになるかも』 || ╹ _ ╹ ||
鞠莉「組み込むのに結構手間取ったものねー……」
リナ『でもお陰で今はこんなに自由に喋れるし、動き回れる。ありがとう、博士』 ||,,> 𝅎 <,,||
鞠莉「どういたしまして。……それで、本題なんだけど……何か、変化はあった?」
リナ『……全然』 || ╹ _ ╹ ||
鞠莉「……まあ、そうよね」
リナ『どうすれば、他の部分にアクセス出来るかの見当もついてない』 ||  ̄ ᇫ  ̄ ||
鞠莉「何か外部刺激を受ければ変化があるかと思ったけど……やっぱり領域が連結されてないと、うまく読み込めないと考えるべきなのかしらね……」
まあ……ここまでは予想の範疇だ。……となると、打開策は──視線は果南へと移る。
果南「期待の視線を向けられてる中、申し訳ないけど、こっちも難航中だよ」
鞠莉「そうよね……わたしの方も全然手掛かりなし……」
果南「……そういえば……クロサワの入り江の裂け目って今どうなってるの? 何かの間違えで復活してたりとかしない?」
鞠莉「ずっと豆粒みたいなサイズだったけど、この間完全に閉じちゃったわ……何か変化があったら教えて欲しいとはルビィに言ってあるんだけど……」
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