侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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558: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/25(金) 14:40:37.70 ID:vdkzhBrC0

かすみ「……と、とにかく。おいしいお米、ありがとうございます! お陰で元気出てきたんで、ジム戦もばっちりこなせそうです!」

花陽「あれ? もしかして、ジムの挑戦者さん?」

かすみ「はい。見たとおり、まだジムリーダーが帰ってきてなくて……」


確か、ここのジムリーダーの名前は……。なんか、りん子先輩が言ってたような……かよち? かよ……なんだっけ。


かすみ「かよ……子先輩でいいや。その人を待ってるんです」

花陽「かよ子……? ……あ、もしかして凛ちゃんに会ったのかな?」

かすみ「あれ、もしかしてりん子先輩と知り合いなんですか?」

花陽「うん♪ 凛ちゃんとは幼馴染なんだ♪」

かすみ「へぇ〜、そうだったんですね」


隣の町とはいえ、世間は意外と狭いものですねぇ。


花陽「それじゃ、凛ちゃんを倒して、ここに来たってことだね」

かすみ「はい!」

花陽「そっか! なら、私も気合い入れて頑張らないと……」

かすみ「……?」

花陽「ジムリーダーとして、全力でお相手するよ! よろしくね、かすみちゃん!」

かすみ「……はい? えっと、かすみんが待ってるのは、ジムリーダーであって……」

花陽「あ、えっとね。実は私がそのジムリーダーなんだ♪」

かすみ「…………へ?」


間抜けな声が出た。


かすみ「え、で、でも名前が……」

花陽「凛ちゃんからは、昔から、かよちんってあだ名で呼ばれてるんだ♪ だから、きっとかすみちゃんの言ってる、かよ子先輩は私のことだと思う!」

かすみ「じ、じゃあ、かすみんたち敵同士じゃないですかっ!!」


思わず、飛び退いてしまう。

ジム戦前に、ジムリーダーと仲良く談笑してる場合じゃないんですよ、かすみんは!!


かすみ「お米はおいしかったですし、それはありがとうって思いますけど……ジムリーダーなら話は別です!! かすみんは敵さんと仲良しこよししに来たんじゃないんです!!」

花陽「え、ええ!? ジムリーダーとチャレンジャーってだけだから……バトル外では仲良くしても……」

かすみ「それじゃ、戦いづらくなっちゃうじゃないですか!!」

花陽「た、確かにそうかも……。わかった! それじゃ、仲良くお話するのはバトルの後にするね! それじゃ、ジムの中に入ってください!」


かよ子先輩の先導でジムの中へと案内される。かすみんもゾロアをボールに戻しながら、その後ろを付いていく。

……なんだかおっとりしていて、良い人そうだけど、今日のかすみんは1ミリ足りとも手加減してやるつもりはありません。

ジムリーダーだろうがなんだろうが、完膚なきまでに叩きのめしてやるくらいのつもりです。


かすみ「しず子のために……圧倒するくらいじゃないと、ダメなんだから……!!」


今日は、完璧な勝利をもぎ取らなくちゃいけない。かすみんがしず子を守れるんだってことを、示すためにも……!!






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