侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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433: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/18(金) 14:13:55.41 ID:/fdwqF8y0

■Chapter021 『ロトム 後編』 【SIDE Shizuku】





──翌日。時刻はお昼過ぎ。場所はアワシマ島内の浜辺。

ちょうど今、目の前でかすみさんが果南さんとポケギアで連絡を取り合っている真っ最中。


かすみ「しず子! 鞠莉博士は果南先輩が連れてきてくれるって!」

しずく「そっか、よかった……それじゃ、あとは私たちがロトムを見つけるだけだね」


こちらの準備は整った。あとは、ロトムを見つけるだけだが……当のロトムがなかなか見つからない。


かすみ「さっきから、島中歩き回ってるのに全然見つからないぃ……」

しずく「島はひととおり見て回ったし……外にはいないのかな……」

かすみ「もし海の上とかだったらどうしようもないよぉ……」

しずく「うーん……ずっと飛んでるのも疲れるだろうから、海の上ではないと思いたいけど……」

かすみ「ねぇ〜……しず子〜……ロトムの電波をビビビッとキャッチできる道具とかないの〜……?」

しずく「そんなものがあったらとっくに使って……。……あれ、そういえば……?」

かすみ「え、ホントにあるの……?」


よくよく考えてみれば、ロトムは今……私のポケモン図鑑に入っているから……。


しずく「かすみさんの図鑑で位置を調べられるんじゃ……」

かすみ「……あ! 言われてみればそうじゃん!」

しずく「なんか、前にもこんなことあったよね……」

かすみ「あ、あのときは知らなかっただけだもん!」


忘れていた今回は尚悪いような気もするけど……。まあ、忘れていた私も、人のことは言えないかな……。


かすみ「あ、結果出たよ! しず子!」

しずく「どこにいるかわかった?」

かすみ「えっと……ここ」


言いながら、かすみさんが図鑑の画面を見せてくる。

場所は──研究所の中だった。


かすみ「って、ロトム研究所内に戻ってるじゃん!?」

しずく「……でも、ずいぶん奥まった場所だね」

かすみ「とりあえず、行ってみよ!」

しずく「うん、そうだね」


私たちは地図の表示に従って移動を開始した。






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