411: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/16(水) 18:10:23.43 ID:jDmvoJTA0
侑「私は歩夢を守れるようにもっともっと強くなる」
歩夢「私も……怖がらないで、侑ちゃんを守れるように、強くなるね……っ……」
侑「うん、頼りにしてるよ、歩夢」
歩夢「うんっ」
歩夢は頷きながら、やっと満面の笑顔を見せてくれる。
そんな私たちのもとに、リナちゃんが飛んでくる。
リナ『やっと二人が仲直りしてくれた。リナちゃんボード「ホッ」』 || > _ <𝅝||
歩夢「リナちゃん……ごめんね」
侑「ごめんね……心配掛けて」
リナ『うぅん、無事に仲直り出来たから問題ない』 || > ◡ < ||
やっとこれで元通りということだ。
彼方「一件落着みたいだね〜」
エマ「歩夢ちゃん、よかったね」
歩夢「は、はい……ご心配をおかけしました……」
侑「あ、あれ? エマさんもいたんですか?」
エマ「うん、歩夢ちゃんが急に走り出すから何かと思って追いかけて来たんだよ」
歩夢「ご、ごめんなさい……侑ちゃんの後を追いかけるのに必死だったから」
エマ「ふふ、大丈夫♪ 侑ちゃんと仲直り出来たなら、私も嬉しいよ♪」
歩夢「はい……ありがとうございます」
遥「とりあえず、今日はお二人とも疲れたと思いますから……一旦ロッジに帰りませんか?」
侑「あはは……確かにもうくたくただし……そうしようかなぁ」
歩夢「わ、私も……実はさっきからずっと、膝が笑ってて……」
彼方「それじゃ、二人の仲直り記念に、彼方ちゃんがご馳走を作ってあげよう〜♪ エマちゃんも一緒にどう〜?」
エマ「え、いいの!? 彼方ちゃんの作るご飯は本当においしいから、行きたい! あ、それなら一旦牧場に戻って新鮮な“モーモーミルク”を持ってくるよ♪」
彼方「お〜助かる〜♪ 今日は“モーモーミルク”パーティーだね〜♪ それじゃ、ロッジに帰るよ〜♪」
侑・歩夢「「はーい!」」
気付けば、雨もすっかり上がって綺麗な夕日が雲の隙間から差し込んでいた。
侑「歩夢」
歩夢「? なぁに?」
侑「これからも、よろしくね」
歩夢「ふふ♪ こちらこそ、これからもよろしくね♪」
その差し込んでくる綺麗な夕日はまるで──今の私の嬉しい気持ちを表しているかのようだった。
エマ「──そういえば……どうして、牧場に、あんなにラクライたちが押し寄せてきてたんだろう……? ……今まであんなこと一度もなかったのになぁ……」
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