339: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 12:40:02.10 ID:CEy3tu000
侑「やばっ!? 逃げて、ワシボン!?」
さすがに、地面に引き摺りこまれるのはまずい!?
「ワッシャッ…!!!」
ワシボンも咄嗟にディグダを掴んでいたのとは逆の足で地面を踏ん張るが、
「ディグ、ディグ、ディグ」
ディグダは鼻や体を器用に使って、ワシボンの足にまとわりつき、無理やり地面の中に引きずり込もうとしてくる。
ワシボンも堪えているものの、体勢が悪いせいか、力負けしはじめ、体が少しずつ地中に──
侑「っ……! ワシボン!!」
歩夢「助けなきゃ!? サスケ!!」
「シャーーーボッ!!!」
歩夢の合図で、サスケも“あなをほる”で地面に飛び込んだ、瞬間──
「ワシャァッ!!?」
ワシボンが突然、空に向かってすっぽ抜けた。
侑・歩夢「「っ!?」」
歩夢共々、何が起こったのかわからず、声にならない声をあげた。
リナ『侑さん!! 歩夢さん!! ディグダ、地面に出てきてる!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
侑「え!?」
リナちゃんの言葉に、視線を地面に戻すと、確かに、
「ディグ」
ディグダは顔を地面から出していた。
ワシボンを引き摺りこもうとしていたディグダが急に地上に戻ったから、そのせいで勢い余ってワシボンが吹っ飛んでいったんだ。
そして、同時に──花陽さんの狙いに気付く。
侑「っ……!? 誘われた……っ!!?」
花陽さんの狙いは──最初からワシボンじゃない!?
花陽「“マグニチュード”!!!」
「ディィィィグ!!!!!!」
ディグダが全身を使って、地面を激しく揺らし始めた。
歩夢「きゃぁっ!?」
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