侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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323: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 02:35:24.49 ID:CEy3tu000

千歌「絵里さん……元気かなぁ」

希「この前、メールが来てたよ。元気にやってるみたい」

海未「彼女も真面目ですからね。バトルでもコンテストでも負けてしまいましたから、思うところがあったのでしょう」

千歌「なんかその言い方だと私が辞めさせたみたいじゃないですか……」

海未「結果だけ見たら、そういう部分もあるかもしれませんね」

千歌「い、いじわるなこと言わないでくださいよー……」

海未「ふふ、冗談です。絵里にとっても自分を見つめなおす良い機会だったということでしょう」


というわけで、絵里さんが退任し、そこに、ことりさんが入ることに。

そして、海未師匠は──リーグ理事長に就任するため、四天王を退くことになったということだ。

その代わりに四天王になったのが、


千歌「それにしても、まさかダイヤさんが四天王になるなんて思ってませんでした」

ダイヤ「あら……それはどういう意味ですか? わたくしでは実力不足だと思っていたと?」

千歌「ち、ちがっ、そういうことじゃないですって!」

ダイヤ「ふふ、冗談ですわ」

千歌「もう! 二人揃ってなんなんですかー!!」

ダイヤ「確かに、ジムリーダー序列では、わたくしよりも英玲奈さんの方が上でしたからね」


──ジムリーダー序列というのは、ジムリーダー同士で総当たりで戦ったときの戦歴で決められる、成績上のジムリーダーの強さと前に聞いたことがある。

1年に1回程度のペースでリーグ側から実力監査の名目で、試合を行うらしい。

エキスパートタイプによる有利不利もあるから、単純な勝ち負けではなく、試合の運び等も見られる試験で、その中でトップの英玲奈さんは、序列2位のダイヤさんよりも上だったそうだ。


ツバサ「英玲奈はねー……」

千歌「そういえば、ツバサさんって英玲奈さんと同じでクロユリ出身なんですよね?」

ツバサ「ええ。昔は英玲奈とはライバルのような関係だったわ」

千歌「ツバサさんもいるなら、一緒に四天王出来たのに」

ツバサ「ふふ、確かに千歌さんはそういう風に考えるタイプかもしれないわね」

海未「英玲奈にも四天王試験を勧めはしたんですよ」

千歌「え? そうなんですか?」

海未「ですが、拒否されました」

千歌「拒否って……」

海未「『同郷の人間がいると、鍛錬に身が入らない』と」

希「英玲奈さんストイックだもんね」

ツバサ「それもそうだけど……クロユリの町を守りたいって気持ちもあったんだと思うわ」

千歌「そっかー……」


確かにジムリーダーを離れる際は後任を決めないといけないから、簡単な序列だけで決まる問題でもない。

ことりさんは曜ちゃんを推薦して、ジムリーダーを交代したけど、希さんも後任探しは苦労していたのを思い出す。


ダイヤ「いろいろな結果の上で、わたくしが偶然条件に一致したというだけですわ」

希「ふんふん、そうやねそうやね〜♪」

ダイヤ「な、なんですか、希さん……?」

希「ダイヤちゃん、そうは言いながらも、昇格戦は鬼気迫る勢いだったな〜って思って」

ダイヤ「そ、そうでしたか……? ですが、希さんには手も足も出ませんでしたし……」



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