322: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/13(日) 02:32:22.41 ID:CEy3tu000
■Intermission🍊
──ウテナシティ。ポケモンリーグ本部。
海未「それでは、千歌。乾杯の音頭をお願いします」
千歌「え? 私でいいんですか?」
海未「はい。チャンピオンから直々にお願いします」
千歌「そういうことなら……」
私はグラスを掲げる。
千歌「──ダイヤさんの四天王就任と海未師匠の理事長就任を祝して……かんぱーい!!」
四天王たち「「「かんぱーい!」」」
千歌「んくんくんく……ぷはぁっ! やっぱ、オレンジュース最高!」
ツバサ「千歌さんったら、良い飲みっぷりね」
ことり「千歌ちゃんが成人してたら、みんなでお酒が飲めたのにね〜。んくんくんく……は〜おいしい〜♪」
希「あと1年の辛抱やんね。そしたら、千歌ちゃんも含めてみんなで飲もうね」
四天王が口を揃えて、一緒にお酒を飲みたいと言ってくる。……飲んだことないからわかんないけど、お酒ってそんなにおいしいのかな?
千歌「そんなにおいしいなら……お試しで一口くらい……」
そーっと、机にあるお酒の瓶に手を伸ばすと──バシッと手を叩かれる。
千歌「いったぁ!?」
海未「お酒は成人してからですよ。千歌」
千歌「何も叩くことないじゃないですか!!」
海未師匠はこんなときでもお堅いし、私に厳しいんだよなぁ……。
ダイヤ「……ふふ」
そんな私を見て、ダイヤさんがくすくすと笑う。
千歌「むー……ダイヤさんまで」
ダイヤ「ふふ、ごめんなさい。四天王の皆さんと随分打ち解けているんだなと思いまして」
ツバサ「千歌さんがチャンピオンに就任してから、もう3年だものね。打ち解けもするわ」
ことり「わたしはまだ2年くらいだけどね。希ちゃんも、もう3年くらいになるんだっけ……?」
希「せやね。えりちから推薦を受けたのがそれくらいだから、そろそろ3年かな」
ツバサ「千歌さんが四天王に挑戦したときから考えると、あのときの四天王は私だけになっちゃったわね」
──ツバサさんの言うとおり、私が四天王へ挑戦した3年前とメンバーが随分入れ替わっている。
にこさんは戦ったときに言っていたとおり、私がチャンピオンに就任後、ダリアのジムリーダーに戻ることになった。
そして、その空いた枠を埋めるために絵里さんからの推薦と昇格試験への合格で、希さんが四天王になった。
当の絵里さんは……その半年後に、一度修行をしにアローラに戻りたいとリーグに申し出があったそうだ。
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