304: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/12(土) 12:56:38.50 ID:Cfp9Tcx10
■Chapter015 『浜辺の決戦!』 【SIDE Shizuku】
──ホシゾラシティを出て2番道路を歩くこと数時間。
そろそろ、日も傾きかけてきたという頃……。
かすみ「……やっと、着いたぁー!!」
私たちは、ようやく次の目的地のウチウラシティに到着しました。
しずく「どうにか、今日中に辿り着けたね」
かすみ「うん! さーて、早速ジムを探さなきゃ……!」
しずく「ロトム。ジムはどちらですか?」
「知らないロト」
しずく「マップを開いてください」
「マップ機能は故障中ロト」
しずく「……」
どうやら、ロトムはウチウラジムには行きたくないらしい。
しずく「仕方ないですね……かすみさん、図鑑でマップ開ける?」
かすみ「了解! ちょっと待ってて」
ポチポチと図鑑を操作しながら、かすみさんがタウンマップを開く。
かすみ「ジムはあっちみたい」
無事、目的地の場所もわかり、時間もないのですぐに移動を始める。
「それじゃ、ボクはポケモンセンターで待ってるロト」
しずく「ロトム、行きますよ」
「イヤロト」
頑なに拒否をしてくるが、とりあえず図鑑ボディごと掴んで歩き出す。
「しずくちゃん、離してほしいロト」
しずく「さて、本当に日が沈む前に、ジムに辿り着かないとね」
かすみ「うん! かすみん、燃えてきましたよー!!」
「しずくちゃん、無視しないで欲しいロト」
ロトムが行くのを拒んでいるということは、順調に彼の持ち主に近付いているということだと思う。
そういえば……ウチウラジムの昔のジムリーダーがでんきポケモンのエキスパートだった気が……。
ロトムは相当の手練れが育てたポケモンなのは間違いないので、もしかしたらウチウラジム先代ジムリーダーの手持ちだったりするのかな……?
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