30: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/10/30(日) 15:47:06.94 ID:QLy5TvuG0
しずく「研究所のいたのはアローラニャースなの!!」
かすみ「アロー……? なにそれ……?」
しずく「えっとつまり……! 灰色のニャースなんだよ!!」
かすみ「えっ!? じゃあ!?」
さっきまで、灰色のネコポケモンがいた方向を急いで振り返る。
かすみ「い、いない……!! でも、まだ遠くには行ってないはず……!!」
とにかく、かすみんはさっき見た灰色のネコさんポケモンがいた方向に向かって、走り出します。
しずく「か、かすみさん!?」
かすみ「まだ、近くにいるかもしれないから! しず子、教えてくれてありがとう!! ニャースは絶対捕まえて戻るから、しず子は絶対メッソンのこと見つけてよね!!」
しずく「! わかった!」
かすみ「ゾロア、行くよ! ちゃんとニャースを捕まえて、汚名挽回です!!」
「ガゥッ!!!!」
ここで取り返さなくちゃいけないんだから!! かすみん、全力で頑張りますよ!!
しずく「あ……汚名は返上するもの……って、行っちゃった……」
「マネネェ…」
🎹 🎹 🎹
歩夢と一緒に、6番道路に向かう道すがら。
歩夢「…………」
侑「うーん……やっぱ、風斬りの道の方まで行っちゃってるのかな……」
歩夢「…………」
侑「……歩夢、大丈夫?」
歩夢「え? あ、ごめん、何かな?」
侑「……。……やっぱり、歩夢何か落ち込んでる?」
歩夢「え!? ど、どうしてそう思うの……?」
侑「なんか、研究所での一件以来、いつもより口数が少ないなってずっと思ってたんだ」
歩夢「あ……」
他に喋っている人がたくさんいたから、会話に入ってこなかっただけなのかとも思っていたけど……こうして二人っきりになると、いつもより明らかに口数が少ないのがよくわかる。
歩夢は私からの指摘を受けて、少し目を逸らしてから、それについて言うか否かを迷っている素振りをしていたけど……。
歩夢「……やっぱり、侑ちゃんには隠し事……出来ないね、あはは」
そう言いながら、力なく笑う。
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