28: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/10/30(日) 15:39:40.09 ID:QLy5TvuG0
ヒバニーはぴょんぴょんと跳ねるように歩夢の身体を駆け上がって、歩夢の頭の上にしがみつく形になる。それと同時に、
「シャーーーー!!!!!」
さっきまで大人しかったサスケが、歩夢の声に反応したのか、ご主人様を守るためにヒバニーを威嚇する。
歩夢「サ、サスケ、大丈夫だよ。ちょっとびっくりしただけだから……」
「…シャボ」
歩夢「ヒバニーどうしたのかな……?」
侑「もしかして、手伝ってくれるの?」
「バニッ!!」
ヒバニーは私の言葉に答えるように、首を縦に振る。
侑「もしかして……さっき、歩夢に助けられたからかな?」
歩夢「え? 私、助けたってほどのことはしてないけど……」
歩夢はそう言うものの、ゾロアの攻撃の中、確かにヒバニーとサスケを庇っていた。
侑「少なくとも……ヒバニーは守ってもらったって思ってるんじゃないかな」
「バニッ」
歩夢「えっと……それじゃ、お手伝い、お願いしていい?」
「ヒバニッ!!」
ヒバニーは歩夢の言葉に頷きながら、鳴き声をあげた。
女性「ふふ、それじゃポケモン探し、頑張ってね〜」
侑「はい、ありがとうございます! 行こう、歩夢!」
歩夢「うん」
私たちは街の西側──6番道路を目指します。
👑 👑 👑
かすみ「ミミロルー! ゴルバットー! ニャースー! 可愛いかすみんはここですよー! 出て来てくださーい!」
「ガゥッ」
かすみ「うーん……全然、見当たりませんね。ゾロアは何か見つけた?」
「ガゥゥ…」
かすみんの肩に乗っかって周囲を見回しているゾロアも、特に収穫なし……。困りましたね。
探し方が悪いのかな……?
かすみ「うーん……」
かすみん少し考えます。
かすみ「こんな広い場所で探し物をするなら、まず大雑把に特徴を捉えた方がいいかも……?」
今探しているのはミミロル、ゴルバット、ニャースの3匹。つまり、茶色いうさぎポケモン、紫のコウモリポケモン、白いネコさんポケモンを見つければいいんです。
ピンポイントでそのポケモンだけを探そうとするからいけないんですよ。特徴に着目して追いかけてみましょう!
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