246: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/09(水) 11:43:41.17 ID:hVp6cgNM0
イーブイが全身の体毛を逆立てながら、空から“かみなり”を呼び込む。“まねっこ”は直前に見た技と全く同じ技を使うことが出来る技だ。
──二つの“かみなり”が同時に轟音をあげながら、上空で衝突する。
強烈な閃光を発しながら、空気を一瞬で熱し、爆縮しながら雷轟が響き渡る。
愛「うわっ!?」
侑「っ……!!」
激しいエネルギーがぶつかり合い、発する光と音と熱が激しい衝撃波を発生させる。
「ラァクッ!!!?」「クラァァィッ!!!?」「ラクラァッ!!!」
衝撃でラクライたちが吹き飛ばされる中、揺れる空気が落ち着いたと思ったら、
「ライボッ…」
再びチャージ態勢に入るライボルト、今度は自身の体に帯電を始める。
恐らく、今度は“かみなり”ではなく、自身から放つ電撃技によって、こっちを確実に狙ってくるつもりだ。
だけど……“まねっこ”で出来るのは直前に見た技だけ。
“かみなり”はそこらへんにいるラクライに引き寄せられてしまうから相殺には使えても能動的な攻撃として真似することは難しい。
どうする……! どうする……!?
激しく思考しながら、イーブイに目を向けると──イーブイの体も、何故かバチバチと帯電を始めていた。
侑「イーブイ!?」
「ブイッ…!!!」
リナ『イーブイから、強いでんきエネルギーを検知!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
侑「でんきエネルギー!? まさか……!?」
強力なでんきエネルギーが充満した、このフィールドに──イーブイが適応した……!?
つまり……!
侑「新しい、“相棒わざ”!?」
リナ『侑さん!!』 || ˋ ᇫ ˊ ||
侑「うん! イーブイ!!」
「ブイィィ!!!!」
──バチバチと音を立てながら、イーブイが激しく放電する。
「ライボッ!!!」
「ブイィッ!!!」
ライボルトとイーブイ、2匹の電撃が空中で激しくぶつかり合い──バヂバヂと音を立てながら──相殺した。
「ライボッ…!!?」
毅然としていたライボルトだったが、ここで初めて動揺を見せた。
まさか、イーブイが自前の電撃を撃ってくるとは思ってなかったのかもしれない。
この隙を見逃すわけにはいかない。
侑「ワシボン!! 上空まで飛んで!!」
「ワシャボッ!!!!」
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