侑「ポケットモンスター虹ヶ咲!」
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156: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/04(金) 11:29:51.80 ID:U/9mkAOw0

絶体絶命だったそのとき、上の方から、ガンッ! という大きな音と共に、上のダクトの中から、


 「キャモッ!!!」「ザグマ〜」

かすみ「キモリ!? ジグザグマ!?」


キモリとジグザグマが飛び降りてくる。

かすみんは咄嗟に、


かすみ「た、“タネマシンガン”!!」
 「キャモモモモモモッ!!!!!!」


攻撃の指示。やっぱり攻撃はすり抜けちゃいますが、一瞬お化けの動きが鈍る。


かすみ「無事だったんだね……! よかった……!」
 「キャモッ」「クマァ」

しずく「マネネ! “ねんりき”!!」
 「マネネェ!!!」

 「────」


気付けば、しず子がマネネを出して応戦している。


しずく「かすみさん、今のうちに!!」

かすみ「ありがと、しず子!!」


確かに実体はないけど、サイコパワーなら押し返すことは出来るみたいですね……!

かすみんはその隙に、どうにかまとわりついているガスから足を抜いて、脱出を図ります。

そうこうしている間にも、


 「〜〜〜〜」「…………」

かすみ「また出て来た……!」

しずく「“きりばらい”!!」
 「ピピピィィィィーーーー!!!!!」


出て来ては吹き飛ばすの繰り返しが続く。しず子が時間を稼いでくれてる間に、かすみんは秘密兵器を早く見つけなきゃ……!


 「クマァ〜〜」
かすみ「ごめんね、ジグザグマは今は構ってる場合じゃ……ん?」


ジグザグマをよーく見てみると──なにやら双眼鏡のような形をしたスコープを咥えているじゃありませんか。


かすみ「!? これ、見つけたの!?」
 「クマァ〜〜」


もしや、これが、秘密兵器!?


かすみ「お手柄だよ、ジグザグマ!! えっと、これどうやって使うんだろう……」

しずく「かすみさん……!! もう、これ以上もたない!!」

かすみ「ああもう!! とにかく使ってみるしかない!!」



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