155: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/04(金) 11:27:51.60 ID:U/9mkAOw0
しずく「ただ、追い払うのがやっとで……攻撃してもダメージを与えられないし、気付いたらあちこちドアが開かなくなってるし……」
かすみ「って、あーーー!!! ここのドアも開かないーーー!!」
走りながら、ガチャガチャとドアを開けながら走る。
「────」「…………」「〜〜〜〜」
しずく「ココガラ! “きりばらい”!!」
「ピピピピィーーー!!!!!」
接近される度にしず子のココガラが吹き飛ばしてくれますが──
「────」「…………」「〜〜〜〜」
かすみ「ど、どんどん復活速度が速くなってるぅ〜〜!? 早く秘密兵器を見つけないと!!」
しずく「秘密兵器!? そんなものがあるの!?」
かすみ「船員さんの日記に書いてあったの! どこかに落としちゃったって! って、うわっ!?」
急にかすみんの足が何かに引っ張られて、前につんのめって転ぶ。
かすみ「ぐぇ!」
しずく「かすみさん!?」
かすみ「あ、足に何かが……ってひぃぃぃぃ!!!」
「────」
気付けば、お化けの1匹がかすみんの足元にガスをまとわりつかせているじゃないですか……!
かすみ「ちょっと、こっちの攻撃は当たらないのに、掴めるなんてずる過ぎますよぉ!!」
「────」
転んだかすみんに、お化けがどんどんにじりよってくる。
しずく「“きりばらい”!!」
「ピピピィィィィィーーー!!!!!!」
再び、ココガラが風で吹き飛ばします。
「…………」「〜〜〜〜」
他のお化けは吹き飛ばされていったけど、
「────」
かすみ「しず子〜〜!! 一番重要なのが、吹き飛ばせてないぃぃ〜〜!!」
かすみんの足を掴んでいるやつは飛んでいきません。
しずく「っく……! 正体さえ、わかれば……!」
「────」
かすみ「ひぃぃぃぃ!!!」
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