145: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/04(金) 11:17:03.30 ID:U/9mkAOw0
かすみ「でも、マンタインサーフって本来、波でジャンプしたりして、競い合うってしず子自分で言ってたじゃん!」
「マンター」
しずく「私たちの目的はフソウ島まで、渡ることでしょ!?」
「タイーン」
かすみ「これはテストでもあるんだよ? じゃあ、本来のマンタインサーフをこなさなきゃ♪」
「マンタイー」
しずく「もう!! かすみさんっ!!」
「ンタイーン」
ぷりぷり怒るしず子をスルーしながら、視線を前に戻すと──さっきよりも大きな波が迫っていることに気付く。
かすみ「これは大技チャンスです♪」
しずく「かすみさん!!」
かすみ「行くよ、マンタイン!」
「タイーン」
大きな波に合わせて──
かすみ「ジャーーーーンプ!!!!」
「マンタイーーン」
──ああ、かすみん、今風になってる……♪
高く飛べば飛ぶほど、風を感じられる……マンタインサーフ、最っ高♪
しずく「────!!!」
うるさいしず子の声も、こーんなに高く飛んじゃったら、ほとんど聞こえないですねぇ〜♪
風に乗って、カイトのように飛んでいると、しず子の姿がどんどん遠く──どんどん、遠く……?
かすみ「あ、あれ……? ち、ちょっと飛びすぎじゃない?」
「タイーーン」
かすみ「マンタイン、もういいよ〜」
「タイーン…」
かすみんがもういいと言っても、マンタインは全然高度を下げません。
かすみ「マンタイン……?」
「タイーン」
あれ、なんか様子がおかしい……?
というか──
かすみ「なんか、加速してない……?」
眼下のしず子をどんどん引き離していく。
そこでやっと気付く。
かすみ「もしかして、風に煽られて、流されてる!?」
「タイーーン…」
かすみ「ち、ちょっと!! マンタイン、下りられないの!?」
「タイーン…」
そのとき──prrrrrrrrとポケギアが鳴り出す。
かすみ「い、今取り込み中なんですけどぉ!?」
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