142: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/04(金) 11:13:43.31 ID:U/9mkAOw0
かすみ「いっそ、船なんかなくして、ポケモンでの渡し便を作っちゃえばいいのに……」
曜「……かすみちゃん、良い着眼点だね」
かすみ「はぇ?」
適当に言ったことだったので、曜先輩のリアクションに対して間抜けな声が出る。
曜「実は今、そういう方向で考えててね……って、実際に見てもらった方がいいかな! 二人とも、付いてきて!」
曜先輩はそう言いながら、颯爽と海の方へと、走って行く。
かすみ「え、ええ……?? なんだろう……」
しずく「とりあえず、行ってみる?」
かすみ「……うん」
かすみんたちは、お宝ザックザク計画を中断して、曜先輩に付いていきます。
👑 👑 👑
曜「二人とも、こっちこっち!」
──かすみんたちが連れてこられた場所は波打ち際で……なにやら、看板が立っています。
かすみ「なんですか、この看板のマーク……?」
しずく「……もしかして、マンタインですか?」
曜「しずくちゃん、正解! みんな、出ておいで!」
曜先輩が、ピューっと指笛を吹くと──
「マンター」「タイーン」「マンタァー」
マンタインたちが海から顔を出しました。そして、そのマンタインたちは背中になにやら手すりのようなボードが取り付けられています。
しずく「もしかして……マンタインサーフですか?」
曜「またまた、しずくちゃん正解!」
かすみ「マンタインサーフってなんですか……?」
しずく「アローラ地方にある、マンタインに乗ってサーフィンする遊びのことだよ。確か、競技にもなってたはず……波でジャンプしながら、技を決めてその技術を競い合うんだよ」
曜「うんうん! 船が出せなくてフソウ島に遊びに行けないんだったら、もう行くところから遊びにしちゃったらどうかなって思って!」
かすみ「えっと……つまり、マンタインサーフしながら、フソウ島まで渡っちゃおうってことですか?」
曜「そういうこと!」
なるほど。曜先輩が良い着眼点だって言っていたのは、これのことだったんですね。
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