シンエヴァ もう一つの終わり ver1.12
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:30:29.43 ID:R3+wBdbD0
リツコ「……悪い予感がする……」

  :
  :


===駅前===

 笑みを浮かべて走っているシンジ

 前を走るマリの後ろ姿

 次第に差をつけられていく

 先を行くマリを追って、息を弾ませて駆けていくスーツ姿のシンジ

シンジ「マリさん、待っ……」

 ドンッ

シンジ「痛っ……」

 何かに顔からぶつかり、よろめいて尻餅をつくシンジ

 路上に転がるシンジのカバン

シンジ「痛ってー……」

 額をさすりながら立ち上がり、駆け出そうとして、また見えない壁に突き当たる

シンジ「うわっ」

 見えない壁を手のひらで確かめながら、

シンジ「な……なんだこれ……」

 街の風景と見えていたものがシンジを取り巻く書き割りであることに気付く

 あたりを見回すシンジ

 先ほどまでふつうの街だと思っていた場所が、映画のセットのように見えてくる

 道行く人々が静止し、それぞれ切り出しのように平板になっている

シンジ「マリさん! ……えっ?」

 駆けていくマリの後ろ姿の形をした切り出しが倒れている

 かがみこみ、裏返してみるシンジ

 むき出しのベニヤ板に角材の裏打ちがされているだけで、何も描かれていない

シンジ「……どういうこと?」



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